デザインを志向する即興演劇のワークショップ
Workshop on Improvisational Play toward Design

(English follows Japanese)

講師：絹川 友梨氏（インプロワークス株式会社/東京大学）

インプロと呼ばれる即興演劇のワークショップを通して、表現やコミュニケーション、他者と自己の関係、部分から構成される全体、表出と解釈といった要素を、当事者として体験して頂きます。即興演劇のワークショップは、学校や大学、企業における教育の場で様々に用いられています。即興演劇は、言語、表情や身体の動き、環境における身体的位置関係、時間経過やスピードといった複合的な要因を総合的に認識し、創出することが要請される場を作り出します。

即興を続けるには、相手役と共に場面を作っていかなければならない状況に否応なしに投げ込まれます。そこには完成された事前の設計図がある訳ではなく、他者あるいは道具は、個人の働きかけに応じて一時的に知識を表象させます。その働きかけを停止させたり、修正させたりすることで、即興劇は個人を超えた一つのシステムとして機能します。演技者が互いに質的に深化するなかで、生きたシステムとしての実践共同体を構築してゆく過程が即興劇の実践には含まれると考えられます。

参加者はこれらの体験を通して、共創的創造性、チームのディレクション、ソーシャルキャピタルを活用してグループをリードすること、を学びます。

講師は、インプロで日本を牽引する絹川友梨先生です。初回、2回目を問わず、デザイン学本科生、予科生、デザイン学関連教員を中心として、広くご参加頂ければと思います。

当日は、動きやすい服装でお越しください。

日時：2017年7月8日（土）14:00～17:30
場所：京都大学 デザインファブリケーション拠点（研究実験棟151室）

募集対象者：デザイン学履修者、デザイン構成論履修者、京都大学大学院生・学部生・教員
　　　　　　（デザイン学関係者を優先します）

定員：28名

申込・お問い合わせ：
2017/7/6（木）までに、下記にメールを送ってください。
nakakoji[at]design.kyoto-u.ac.jp（[at]を@に変えてください）
中小路久美代（京都大学 デザイン学ユニット・教授）

主催： 京都大学デザイン学大学院連携プログラム

Workshop on Improvisational Play toward Design

Date&Time: Saturday, 8 July 2017 14:00-17:00
Place: Design Fabrication Center

Overview:
The improvisational play is about how you react and respond to emerging situation in real time. The workshop is inspirational and awakening in discovering how your gesture, utterances and impressions whether you are consciously or unconsciously exhibit, are interpreted by others, and so you interpret those of others. The very cycle of action and reflection is also fundamental in design. The instructor, Yuri Kinugawa, got a degree in theatre play in New Zealand (she is actually a well established actor in New Zealand) and is amazingly good. No previous experience in play and/or improvisation is required. Be who you are and enjoy the creative, inspirational moment.

Please be prepared for light physical exercise.

Application and Inquiry to:
Drop an email message to Kumiyo Nakakoji by Thursday, 6th of June, 2017.
email: nakakoji [at] design.kyoto-u.ac.jp (Please change “at” to “@”)

Sponsored by:
Collaborative Graduate Program in Design, C-PIER, Kyoto University