講演者:蓮行氏(大阪大学コミュニケーションデザインセンター 特任講師)
ワークショップって、事前設計・準備が大事ってホント? それによって、失われるものって何?
劇団衛星という演劇の専業集団を率いながら、大阪大学・青山学院大学でのワークショップデザイナー育成プログラムにて教鞭をとる蓮行氏から、何がワークショップのデザインなのか? 何をデザインしないのか?を学びます。
演劇というキーワードにときめく人も、「?」がついた人も、是非ご参加ください。
日時:2015年1月24日(土) 13:00~17:00 (終了後、懇親会予定)
場所:京都大学 デザインイノベーション拠点(KRP西地区9号館506号室)
KRPのアクセス
参加費:無料(懇親会に参加される方は、別途懇親会費1000円を頂戴します)
申込: 下記より申込ください。
http://wsdesign4.peatix.com/
主催: 京都大学デザイン学大学院連携プログラム
デザインイノベーションコンソーシアム
問い合わせ:workshop-design[at]design.kyoto-u.ac.jp([at]を@に変えてください)
寺田 知太(京都大学デザイン学ユニット 非常勤講師)
講演報告:
演劇専業集団「劇団衛星」を率いながら、大阪大学・青山学院大学でのワークショップデザイナー育成プログラムで教鞭をとる蓮行氏から、「演劇ワークショップ」を通じて、「何がワークショップのデザインなのか?」「何をデザインしないのか?」を披露いただいた。まず、懇切丁寧に紹介することがすべてではなく、時には参加者自身で考え、行動してもらう不親切な設計も重要であることから議論がスタートした。そして、参加者を乗り気にさせ、議論に巻き込むために、現在地から目標に真っすぐのベクトルを向けて進める「順算」型のやり方ではなく、目標から「逆算」しつつ、適当に回り道をしながら進めていけるような「バイパス」をデザインすることの重要性についての講義を受けた。その後、これらの考え方を、『歩く&止まるゲーム』『○○○と言えばゲーム』『黄道12星座選手権』『件の宣言』といったプログラムを実際に体験し、その目標と仕掛けを種明かししてもらうことで、たくさんの手法と、それらを自在に掛け合わせられるスキルを磨き、巧みに盛り上げながら、その場に合わせた手法を次々に繰り出していくことの重要性を学んだ。
フライヤー