講演者:清水 淳子氏(Yahoo! JAPAN UXデザイナー / Tokyo Graphic Recorder)
議論をビジュアルで可視化し、共有することで、よりクオリティの高い議論や結果に導くことが可能になります。このワークショップでは、ミーティングでグラフィックレコーディングを取り入れ、チームを団結させるテクニックを学びます。
1.ビジュアルランゲージを体験する
(アイコン、関係性、文脈)
2.ビジュアディスカッションを体験する
(良い議論とは何か、バイアスの壊し方、議論の構造化手法)
こんな人にオススメ
・議題を時間内に解決し、プロジェクトをもっと効率的に進めたい
・クライアントの要望をアウトプットに反映し顧客満足度をアップさせたい
・コミュニケーション改善、チームビルディングに興味があり何か実践したい
・インフォグラフィックや図示化に興味がある
・イベントやカンファレンスなどでグラフィックレコーディングがやってみたい
日時:2014年10月25日(土) 13:00~17:00 (終了後、懇親会予定)
場所:京都大学 デザインイノベーション拠点(KRP西地区9号館506号室)
KRPのアクセス
参加費:無料(懇親会に参加される方は、別途懇親会費1000円を頂戴します)
申込: 下記より申込ください。
http://wsdesign3.peatix.com
主催: 京都大学デザイン学大学院連携プログラム
デザインイノベーションコンソーシアム
問い合わせ:workshop-design[at]design.kyoto-u.ac.jp([at]を@に変えてください)
寺田 知太(京都大学デザイン学ユニット 非常勤講師)
講演者からのメッセージ
はじめまして、清水淳子と申します。普段はYahoo!JAPANのUXデザイナーとして、様々なプロジェクトのデザインをしていますが、個人活動として、TokyoGraphicRecorderというメディアを運営しながら、「グラフィック・レコーディング」を様々な場所で行っております。
「グラフィック・レコーディング」は、議論をビジュアルで可視化し、共有する手法です。目的のひとつは「限られた時間での議論をより良い結果に導くこと」です。曖昧で答えが出にくい議論も、ビジュアル化し進めると、メンバー全員の思考が明確になり、新たな問題や解決策が浮かび上がる確率が高まります。グラフィックレコードの使用シーンは、簡単な打ち合わせから、固い社会的議論がなされるイベント、経営戦略会議、はたまたパーティまで。会話が生まれる場所ならば、何処でも使用可能です。「グラフィック・レコーディング」は、絵が苦手だと出来ないと思われることが多いですが、そんなことはありません。漢字やひらがなのように覚えれば誰でも使える言語と同じで、グラフィックも一定のルールを覚えてしまえば誰でも使用可能な言語のひとつです。
今回のフォーラムではファシリテーショングラフィックと題しまして、1日間で、グラフィックの基本的なルールを習得し、ミーティングでグラフィックレコーディングを取り入れてみる流れをお伝えしたいと思います。
ワークショップ報告
ヤフー株式会社マーケティングソリューションカンパニー開発本部エクスペリエンスデザイン部 UXデザイン デザイナーの清水淳子氏。Yahoo! JAPANのUXデザイナーとしてさまざまなプロジェクトに関わるかたわら、個人活動としてWebメディア「Tokyo Graphic Recorder」を運営し、”グラフィック・レコーディング”について、多くの情報を発信している清水淳子氏をお招きした。イラストの描き方といった基本的なレッスンから、プロジェクトを進める際に、空中戦になりがちなUXに関する議論をどのように可視化してまとめていくかの手法までを体系的にレクチャーいただいた。
まず、グラフィックレコーディングの4つのステップ【(1)Listen 話を聞き、理解する。(2)Interpretation 話を文脈に基づき解釈する。(3)Extraction 本質的な課題に近づけるよう、内容を抽出する。(4)Draw 適切な絵をその場で描く。】を学んだ。そして、グラフィックレコーディングを活用しながら、「大事な人の誕生日プレゼントを選ぶ体験から新規事業のUXをデザインする」という実践課題に挑戦した。体験のインタビュー、アイデア創出をグラフィックレコーディングしながら行うことで、柔軟な発想と合意形成のアプローチを学んだ。
報告の詳細は下記デザインイノベーションコンソーシアムのページをご覧ください。
http://designinnovation.jp/program/design-forum/-vol3.html