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デザインコロキウムシリーズ

第1回京大デザイン心理学講演会

講演者:日比野 治雄氏
    千葉大学大学院工学研究科デザイン科学専攻デザイン心理学研究室 教授
    (株) BB STONE デザイン心理学研究所 技術顧問

講演題目:「心理学的視点からのデザインへの貢献-デザイン心理学とは?」

デザインは,それを創造するのも,またそれを受容するのも人間です。そのため,デザインにおける様々な問題には,ほぼ必ず人間に関する要素が関連しています。一方,心理学の領域には,人間を科学的な手法で多角的に扱ってきた長い歴史があり,非常に多くの有益な知見が集積されています。したがって,デザインの問題を扱う場合には,心理学的な視点はとても強い武器となるのです。私がデザイン心理学の領域を開拓し,それをベンチャー活動にまで応用し始めたのは,このような理由からです。本講演では,現在私の行っているベンチャー活動の成果を中心に,心理学のパラダイムがデザインにどのように役立つのかについて,具体例とともにお話しします。
終了後 4月からスタートする「デザイン学大学院連携プログラム」(デザインスクール)http://www.design.kyoto-u.ac.jp/の教育学研究科説明会を行います。関心のある新M1、大学院進学希望者はぜひ参加ください。

日時:2013年3月4日(月) 14:00~16:00

場所京都大学教育学部本館1F第一会議室


講演報告
日本におけるデザイン心理学の開拓者である日比野治雄千葉大学教授を招いて、「心理学的視点からのデザインへの貢献-デザイン心理学とは?」と題する講演をお願いした。
講演では、どのようにデザイン心理学の領域を開拓し、それをベンチャー活動にまで応用したのか、心理学のパラダイムがデザインにどのように役立つのかについて、その具体的成果(使いやすいリモコン、医薬品の表示など)に基づいてお話いただいた。すなわち、デザインは、それを創造するのも、またそれを受容するのも人間であること、そのため、デザインにおける様々な問題には、ほぼ必ず人間に関する要素が関連していること、「デザイン」には「人間の行動」を変える力があること、一方、心理学の領域には、人間を科学的な手法で多角的に扱ってきた長い歴史があり、非常に多くの有益な知見が集積されていること、そして、デザインの問題を扱う場合には、心理学的な視点はとても強い武器となることを論じていただいた。講演終了後、デザインスクールについての紹介をおこなった。