日程:2014年9月25日(木) 13:00~
会場:京都リサーチパーク(KRP)1号館 4階 サイエンスホール
KRPへのアクセス
詳しい会場案内図は下記をご覧ください。
開催要旨:
京都大学では2013年4月から文部科学省・博士課程教育リーディングプログラム(複合領域型・情報)「デザイン学大学院連携プログラム」を実施しています。
本プログラムでは5つの専門領域(情報学、建築学、機械工学、経営学、心理学)の協力によってデザイン学の学位プログラムを構成し、産学官の連携のもと、異なる分野の専門家との協働によって「社会のシステムやアーキテクチャ」をデザインできる博士人材の育成を行い、同時に、複雑化する問題を解決するための新たなデザイン方法論の構築を目指しています。昨年9月には、産業界・行政との連携により、領域横断的な問題発見・解決を行うための中間組織体としてデザインイノベーションコンソーシアムを設立いたしました。
第三回産学デザインシンポジウムでは、第一回(2013/1/21)、第二回(2013/9/26)にひき続き、連携の実績および希望をお持ちの企業・官の方にお集まり頂き、京大および企業からの講演、さらにパネル討論を通して、新たな産学の枠組みとして大企業・ベンチャー・大学の有機的な協力関係を考えるとともに、デザイン型人材の育成とデザイン学の体系化を円滑に進めるための意見交換・議論を行います。
参加対象:
デザイン学大学院連携プログラム プログラム担当者
デザイン学大学院連携プログラムの産学連携に関連する方々
デザインイノベーションコンソーシアム会員組織の方々
デザインイノベーションコンソーシアム参加に興味をお持ちの企業・官の方々
計100名程度
主催:京都大学デザイン学大学院連携プログラム
共催:デザインイノベーションコンソーシアム
参加申込:こちらからお申し込みください
申込締切:2014年8月29日(金)
まだ席に余裕がございます。参加ご希望の方はお早めにお申し込みください。
問合せ先:
第三回産学デザインシンポジウム事務局
E-mail: sangaku-sympo3[at]designinnovation.jp([at]を@に変えてください)
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プログラム
12:30 受付開始
13:00 開会
13:10-14:20 京都大学からの活動報告(20分×3件)
「大地震に備えた都市・建築物の保全再生デザインの取り組み」
講演資料【PDF 4.52MB】
林 康裕(工学研究科建築学専攻 教授)
「デザインを科学する~機械工学領域からのチャレンジ~」
講演資料【PDF 4.74MB】
松原 厚(工学研究科機械理工学専攻 教授)
「商品デザインから事業デザインへ」
若林 靖永(経営管理大学院 教授)
14:20-15:00 ブレイク(サマーデザインスクール見学)
15:00-16:10 招待講演(30分×2件)
「キャンパスづくりの Planning & Design ~創発をテーマとして~」
講演資料【PDF 1.70MB】
山口 義雄氏 (株式会社日建設計 設計部門 デザインパートナー)
「クラウドソーシングが産み出す企業経営と個人の働き方のイノベーション」
吉田 浩一郎氏 (株式会社クラウドワークス 代表取締役社長 兼 CEO)
16:10-16:55 招待講演(45分)
「文化経済大国を目指して~新しい価値を創造するサービス・ものづくり~」
講演資料【PDF 1.94MB】
大竹 伸一氏(西日本電信電話株式会社 相談役/
デザインイノベーションコンソーシアム 会長)
17:00-17:45 パネル(45分
「産学連携によるデザイン型人材の育成」
司会:門内 輝行(工学研究科建築学専攻 教授)
パネリスト:大竹 伸一氏
山口 義雄氏
吉田 浩一郎氏
椹木 哲夫(工学研究科機械理工学専攻 教授)
コメンテータ:林 康裕氏
松原 厚氏
若林 靖永氏
18:00- 交流会(有料) 於 2階サイエンスセンタークラブ
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実行委員会:
委員長
黒橋 禎夫 情報学研究科 知能情報学専攻・教授
副委員長
富田 直秀 工学研究科 機械理工学専攻・教授
石田 亨 プログラムコーディネータ/情報学研究科社会情報学専攻・教授/
デザインイノベーションコンソーシアム・推進委員
椹木 哲夫 ユニット長/工学研究科機械理工学専攻・教授/
デザインイノベーションコンソーシアム・推進委員
門内 輝行 工学研究科 建築学専攻・教授/
デザインイノベーションコンソーシアム・副会長
守倉 正博 情報学研究科 通信情報システム専攻・教授/
デザインイノベーションコンソーシアム・理事
松原 厚 工学研究科 マイクロエンジニアリング専攻・教授
泉田 啓 工学研究科 航空宇宙工学専攻・教授
西田 豊明 情報学研究科 知能情報学専攻・教授
美濃 導彦 学術情報メディアセンター・教授
野村 理朗 教育学研究科 教育科学専攻・准教授
山内 裕 経営管理大学院・講師
川上 浩司 学際融合教育研究推進センター デザイン学ユニット・特定教授/
デザインイノベーションコンソーシアム・財務担当理事・推進委員長
十河 卓司 学際融合教育研究推進センター デザイン学ユニット・特定准教授/
デザインイノベーションコンソーシアム・推進委員
伊沢 好広 学際融合教育研究推進センター デザイン学ユニット・特任准教授/
デザインイノベーションコンソーシアム・推進委員(幹事)
荒牧 英治 学際融合教育研究推進センター デザイン学ユニット・特定准教授
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会場案内図:
京都リサーチパーク(KRP)1号館
シンポジウム:4階 サイエンスホール
交流会:2階 サイエンスセンタークラブ
講演報告:
参加者:98名(学内52名、学外46名)
デザイン学大学院連携プログラムにおけるデザイン型人材の育成とデザイン学の体系化を産学官連携のもとで推進するために、第一回、第二回に引き続きクローズドなシンポジウムを開催した。
京大からの3件の講演に続き、日建設計の山口様から、キャンパスづくりの具体例を通して、創発に関する様々な視点か与えられた。クラウドワークスの吉田様からは、ICTによる新しい社会システムのデザインの実例としてクラウドソーシングの展開をご紹介頂いた。
また、デザインイノベーションコンソーシアム会長でもあるNTT西日本相談役の大竹様からは、文化経済大国を目指すという力強い内容の招待講演があった。その後、大竹様、山口様、吉田様に椹木ユニット長が加わり、門内教授の司会のもとパネル討論を行った。京大からの講演者3教授がコメンテータとして参加し、産学連携によるデザイン型人材の育成について様々な議論が行われた。
京大デザイン学への強い期待を感じるとともに、デザインイノベーションコンソーシアムの活動のさらなる活性化が望まれるとの意見があった。45分というパネルの時間はあっという間に終了し、議論はその後の交流会の席に持ち込まれた。