本シンポジウムでは国内の最適化・最適設計の研究者が集まり、最適化の最先端の理論から
工学的応用までの幅広い内容について議論いたします。
また、今回は、ミシガン大学のPanos Papalambros 教授を特別講演にお招きし、
ミシガン大学のDesign Scienceプログラムをご紹介いただき、今後の京大との連携の
可能性についても議論いたします。
Papalambros教授と越前屋俵太氏の特別講演2件については、デザイン学に関連する教員、
学生は、無償で聴講できます。
開催日:2018年10月15日(月)~16日(火)
会 場:京都リサーチパーク 東地区1号館(京都市下京区中堂寺南町134)
京都リサーチパークへのアクセス
プログラム:OPTIS2018のwebページをご参照ください。
参加申込み:事前登録制ではありませんので、当日会場受付にて参加手続きをお願い致します。
参加登録料:
会員 15,000円
非会員 17,000円
学生員 3,000円
非会員学生 10,000円
※Papalambros教授と越前屋俵太氏の特別講演2件のみの場合は、デザイン学に関連する教員、
学生は無償。
主 催:(一社)日本機械学会、設計工学・システム部門(幹事部門)、計算力学部門、
バイオエンジニアリング部門、機械力学・計測制御部門 合同企画
共 催:京都大学デザイン学大学院連携プログラム
お問い合わせ先:
日本機械学会 最適化シンポジウム2018(OPTIS2018)実行委員会
京都大学 大学院工学研究科 機械理工学専攻 生産システム工学研究室内
E-mail:optis2018[at]jsme.or.jp
([at]を@に変えてください)
報告:
参加人数154名(内デザイン本科生3人)
本機械学会最適化シンポジウム2018(OPTIS2018)が2018年10月15日、16日の二日間、京都リサーチパーク東地区1号館で行われた。62件の口頭発表が行われ、二日間で154名が本シンポジウムに参加した。本シンポジウムは「トポロジー最適化」、「最適化手法とその応用例」、など8つのテーマで開催され、学術界から最適化・最適設計に携わる研究者が集まり、最適化の最先端の理論から工学的応用までの幅広い内容の議論が行われた。
初日には、越前屋俵太氏が、「最適化より気まぐれ化」と題し、柔軟な思考を行うための方法等について独自の視点から特別講演を行った。柔軟な思考の例として、越前屋氏が関西大学で実際に行なっている、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の性格を表す有名な「鳴かぬなら〜」を用いた問題が紹介された。その中では、「鳴かぬのはそういう種類だホトトギス」といった非常にユニークなものが多くあり、常識に囚われないこと、覆すことの重要性が語られ、講演は大変な好評を得た。
また同日、“On the Evolution of Design Optimization in Design Science”をテーマにミシガン大学のPanos Papalambros教授による特別講演が行われた。その中で、現在ミシガン大学で行われているDesign Scienceプログラムにおける活動や今後の展望および、将来的な京都大学デザインスクールとの連携の可能性などについて議論が行われた。聴講者にメモ用紙とペンが配布され、グループワークや発言を行うなど聴講者参加型の講演会となった。
以上、二日間にわたり、当初の予想を上回る数の参加者が集まり、大変な盛況であった。特に企業から多くの参加者があり、最適化分野における産学連携が進んでいることが顕著に見られたシンポジウムとなった。