日時:2018年7月30日(月) 13:00-18:00
場所:京都大学 デザインファブリケーション拠点(研究実験棟151室)
http://www.design.kyoto-u.ac.jp/facility/de_fab_center/
ゲスト講師:
池田 剛介先生 (アーティスト)
大庭 哲治先生 (京都大学大学院工学研究科都市社会工学専攻助教)
椿 昇先生 (京都造形芸術大学教授)
富家 大器先生 (四天王寺大学・短期大学部生活ナビゲーション学科ライフデザイン専攻・助教)
藤井 聡先生 (京都大学大学院工学研究科都市社会工学専攻・教授)
藤本 英子先生 (京都市立芸術大学美術学部美術研究科教授)
問い合わせ先:
三浦 健 (traverse19編集長 建築学専攻M1 miura.ken.55c[at]st.kyoto-u.ac.jp)*
早川 健太郎 (traverse19企画編集員 建築学専攻M1 hayakawa.kentaro.77c[at]st.kyoto-u.ac.jp)*
担当教員:
小見山陽介 (建築学専攻助教 komiyama[at]archi.kyoto-u.ac.jp)*
*[at]を@に変えてください
報告:
参加者:
学生11名(物理工学科2回生1名、大学院文学研究科1名、大学院工学研究科修士課程9名)、教員・講師7名
7月30日、京都大学の立看板(タテカン)を景観資源として考える、学生ワークショップが行われました。
本企画にあたり、市の委員として活動されている方や芸術家の方など、6名の多様な先生方にアドバイザー講師として参加していただき、学生と講師が2組に分かれて、問題共有・ディスカッション・制作・プレゼンテーションを行いました。この企画ではタテカンの撤去騒動を受け、タテカンが京都大学の文化として、あるいは京都の景観として認められるために、どのようなデザインや制度が考えられるかを提案しました。
問題共有やディスカッションでは、講師の方々への事前インタビューをもとにタテカンに関する条例や取り組みを共有し、各自それぞれの視点からタテカンの景観的・歴史的価値や問題を捉え、どのように存続できるのかを議論しました。
プレゼンテーションでは、グループごとの提案をパネルやスライドにまとめ発表しました。最後に講師の方々から発表に対するコメントや講評をいただきました。
理系と文系、あるいは講師と学生が分野を横断して問題共有から提案までを行うことで、新たなデザイン思考を得ることができました。タテカン問題について学生・大学・地域・行政が対立するのではなく、安全性や景観条例を正しく理解し、魅力的なビジョンや制度を掲げた話し合いをすることが、互いに調和するために必要だと考えられました。
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