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デザインワークショップ / Design Workshop

Housing, Crafts and Industry in Cultural Landscapes Resilient Land Use Development for Quasi-Urbanized Areas - The Kyoto Fushimi Greenbelt, Japan


文化景観のなかの居住・工芸・工業-準都市化地域のレジリエント(弾力的)土地利用整備/京都伏見グリーンベルト

京都市伏見区役所・深草支所が時間をかけて取り組んでおられる「大岩街道周辺地域の環境改善にむけた取組み」の一環として、同地域の実際的なデザインを検討します。市街化調整区域内・風致地区内とこれまでの土地利用や地域の実情をふまえた、実際的・専門的かつ創造的なデザインが望まれています。ルール工業地域での環境デザインの経験をもつドルトムント工科大学との共同ワークショップです。(参考http://www.city.kyoto.lg.jp/fushimi/page/0000171084.html

使用言語:英語

日程:
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Sep.05 Tue.
17:00-19:00
(事前申込者のみ)
オリエンテーション
at 下京区京町家鍵屋荘
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Sep.06 Wed.
08:30—19:30 頃(予定)
(事前申込者のみ)
現地踏査 伏見稲荷集合→稲荷山
→大岩街道周辺地域(対 象地)→京都教育大附属
特別支援学校
ディスカッション
7、8 日の調査計画決定
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Sep.07 Thu.
(事前申込者のみ)
自主調査 ディスカッション(予定)
夕方 at KRP 9 号館 506
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Sep.08 Fri.
(事前申込者のみ)
自主調査 ディスカッション(予定)
午前 at KRP 9 号館 506
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Sep.09 Sat.
(事前申込者のみ)
終日 集中作業
at 京都教育大学附属特 別支援学校いきいき棟
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Sep.10 Sun.
(事前申込者のみ)
終日 集中作業
at 京都教育大学附属特 別支援学校いきいき棟
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Sep.11 Mon.
【公開】プレゼンテーション
10:00~ 成果報告
at 伏見区役所深草支所 C 会議室
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*プログラム詳細は申込後に担当者よりご連絡があります。

参加申込:
1. 1週間の長期プログラムのため、事前申込みを必須とします。
  kanki[at]archi.kyoto-u.ac.jp(神吉)へ([at]を@に変えてください)
  9月3日23:00までに連絡下さい。
2. 9月11日午前の成果報告は公開です。自由にご参加下さい。

問い合わせ先:
kanki[at]archi.kyoto-u.ac.jp 神吉 紀世子(工学研究科 建築学専攻・教授) 
([at]を@に変えてください)

共催・協力:ドルトムント工科大学 京都大学デザイン学大学院連携プログラム 神戸芸術工科大学 京都市伏見区役所・同深草支所 京都教育大学附属特別支援学校 龍谷大学井上研究室 他


報告:
9月5日~11日にかけて、ドルトムント工科大学が来日・京都に滞在し、京都大学デザインスクールおよび神戸芸術工科大学との共催により、伏見区深草地区に位置する大岩街道周辺地域の将来計画案を作成するデザインワークショップを開催した。11日午前10:00からは深草支所第3会議室において、提案の発表会を開催した。参加学生はドルトムントより7名、京大より2名、神戸芸工大より1名、の10名で2グループでそれぞれのテーマでの提案を作成した。学生以外のファシリテーターとして、各大学より教員4名、ポスドク4名、対象地域にかかわりのある社会人(専門家)7名が参画している。かつて違法な廃棄物の野焼きや廃棄物(建設残土・解体瓦礫など)が持ち込まれ、開発許可なく建設された作業場建屋や住宅も存在することから、今後の土地利用のあり方や実現可能性の高い地域再生、種々の理由があって地域で営みを続けている関係主体の活動育成などがテーマとなってきた地域であり、ドイツ・ルール工業地帯の類似の地域における様々な経験をいかしつつ、短期・長期の複数の時間スケールを見通した、地域の魅力化・違反状態改善などの案が作成された。発表会には市役所・区役所の行政担当者や伏見区コミュニティアドバイザーなどの専門家、伏見区市民等も参加し、またワークショップ途中から新聞取材も受けるなど、地域での関心を得ることができ、今後の実際の地域再生への具体的な貢献が生まれる可能性を実現している。
2つのグループの案は、それぞれ、具体的な地域の魅力化を、地域主体が役割を担いつつ時間経過とともに実現していく点が特徴である。今は目だっていない小河川の自然再生から次第に土地利用を再生し、地域主体の負担を増大させない配慮とともにその持続的な活動に再生への役割を担うことを期待するもの、さらには、北側に接する、稲荷山からのトレイルコースに着目し、山を下ってくるルートの要所で広くパノラマを見渡す地点をピンポイントで設けることで、地域再生への関心を広めかかわりをもつ担い手の広がりをめざす提案も行われた。広い視野でみると、対象地は、京都市市街地をとりまく西・北・東山のつらなりの中で唯一緑の帯が途切れる地点でもあり、その再生によってひろく京都全体からみた地域の面白さにつながる点も指摘されている。
ドルトムント工科大学では、来年にはルール工業地帯が産炭の歴史を終えるにあたって、工業跡地地域の将来計画にかかわる地域計画の仕事を担っており、京阪神を含む広いスケールと今回のような要所の地域再生とを有機的・戦略的に関連させた実効性ある計画実践の取り組みを国際的に議論していきたいとのことであり、今後も京都大学はじめ学生交流・共同開催のワークショップ、実際の計画提案による貢献活動などを開催していくことも話題となった。
なお、11日の発表会のプレゼンテーション資料については、100MB以上のサイズになるが保管しているので関心のある方には問い合わせいただきたい。kanki[at]archi.kyoto-u.ac.jp 神吉 紀世子(工学研究科 建築学専攻・教授) 
([at]を@に変えてください)

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