便利であることを「手間がかからず、頭を使わなくて良いこと」とすると、世の中には余計な御世話的便利グッズが溢れています。たとえばもし、「ネルネルネルネ練っときました」という商品があったら、楽チンだけど楽しくない。逆に不便にして、楽チンじゃないけど楽しいものごとをデザインしてみましょう。色々な事例や発想支援ツールを用意しています。
日時:2017年3月1日(水)12:00~13:00
場所:京都大学 デザインイノベーション拠点(KRP西地区9号館506号室)
KRPのアクセス
対象者:KRP入居企業・デザインイノベーションコンソーシアム会員・一部招待者
定員:40名程度
参加費:500円(税込)(お弁当代)(当日会場にてお支払いください)
参加申込:
京大デザインスクール関係者は(1)氏名 (2)所属 を必ずご記入の上、
unit-support[at]design.kyoto-u.ac.jp までメールでお申し込みください。([at]を@に変えてください)
KRPテナント企業の方はKRPのWebサイトからお申し込みください。
申込締切:京都大学デザインスクール関係者:2月17日(金)15:00まで
KRPテナント企業の方:2月20日(月)まで *事前申込要
主催:京都リサーチパーク株式会社
共催:京都大学デザイン学大学院連携プログラム
後援:デザインイノベーションコンソーシアム
Presented by:京都大学デザイン学ユニット 特定教授 川上 浩司
不便益システム研究所
お問い合わせ先:
京都リサーチパーク(株) 産学公連携部 山口、柳本
TEL:075-315-8522 Mail:san-gaku[at]krp.co.jp([at]を@に変えてください)
ワンコインミキサーの様子は写真・動画で撮影し、京都リサーチパークまたは京都大学デザインスクールのウェブ・印刷物等の広報物に使用させていただくことがあります。
予めご了承ください。問題がある場合は、恐れ入りますがお問い合わせ先、事務局までご連絡ください。
報告:
京都大学デザインスクールとKRP入居企業の交流を目的とする、ワークショップ形式による「ワンコインMixer」の第3回を開催した。今回は「不便なモノゴトをデザインするワーク」をテーマに開催し、京都大学から8名、KRP入居企業から25名の参加があった。
初めに、京都大学デザイン学ユニットの川上浩司特定教授から、「不便益」についてのミニレクチャーがあった。便利を追及するあまりに面白くない、あるいは害のあるものごとの事例が紹介された後、不便だが便益のあるものごとという「不便益」の考え方が説明された。不便益というアプローチは、これまでに京都大学サマーデザインスクールをはじめ、さまざまなワークショップにおいて実践されており、2012年のサマーデザインスクールで考案された「素数ものさし」はその代表例である。
続いて、「不便なモノゴト」のアイデアを出すための20枚ほどの「カード」を発想支援ツールとして用いながら、参加者がチームに分かれて「オフィスに関わる不便なモノゴト」のアイデアの創出を試みた。最後にチームごとに検討したアイデアについて簡単な発表を行い、不便でも便益のあるモノゴトのユニークなアイデアがいくつも披露された。
フライヤー