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デザインスクール公式イベント

第四回産学デザインシンポジウム

京都大学のデザインスクールとデザインイノベーションコンソーシアムの共催で、産学連携によるデザイン活動を目指したシンポジウムを開催いたします。
 
今回は、IDEOとStanford大学で活躍されているBarry Katz教授をお招きして、米国西海岸における産学のデザイン活動を紹介頂きます(同時通訳付き)。また、京都大学でのデザイン活動をご報告します。
さらに、特別企画として、山極壽一京都大学総長と鷲田清一京都市立芸術大学理事長・学長/大阪大学前総長をお招きし、創造性教育やデザイン学をテーマにご対談頂きます。
 
日時:2015年5月27日(水)15:00~19:30
 
場所:京都大学吉田キャンパス 百周年時計台記念館2階 国際交流ホール
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r_y/
 
参加対象:
京都大学デザイン学大学院連携プログラム履修者、デザインイノベーションコンソーシアム会員、
京都大学及び京都市立芸術大学教職員・学生
一部招待者
 
申込方法:
申込受付は終了いたしました。

 
申込期限:5月11日(月) 5月18日(月)
 
参加費:無料
 
主催:
京都大学デザイン学大学院連携プログラム・デザインイノベーションコンソーシアム
 
プログラム(予定):
 
デザインイノベーションコンソーシアム総会(プログラム履修者以外の学生は対象外)
 
 14:00-14:40
  (1) 平成26年度事業報告及び収支決算について
  (2) 平成27年度活動方針について
  (3) その他
 
産学デザインシンポジウム
 
 第1部
 15:00-16:10 招待講演
 
   Academic-Industry Partnerships: Lessons from Silicon Valley
    Barry Katz Fellow at IDEO / Professor ar Stanford University
    (同時通訳あり)
 
 16:30-17:30 京都大学からの活動報告
 
  「目・頭・手・人・モノ総動員の学び:ものづくりワークショップでの苦闘」
    喜多 一 京都大学国際高等教育院教授
  「創造性と多様性を活かす組織と埋没させる組織」 
    塩瀬隆之 京都大学総合博物館准教授(前 経済産業省産業技術環境局課長補佐(技術戦略))
  「サービスの弁証法と人間-脱-中心設計」
    山内 裕 京都大学経営管理大学院准教授
 
 17:30-18:30 デザインイノベーションコンソーシアム活動展示と懇談
 
 第2部 特別企画
 18:30-19:30 ロンド(主題:創造性教育)
        対談者:山極 壽一 京都大学総長
            鷲田 清一 京都市立芸術大学理事長・学長/大阪大学前総長
        指揮者:椹木 哲夫 京都大学工学研究科機械理工学専攻教授・デザイン学ユニット長
            辰巳明久 京都市立芸術大学美術学部・大学院美術研究科教授
 

運営組織:
実行委員長 富田 直秀(工学研究科 機械理工学専攻 教授)

副実行委員長 楠見 孝(教育学研究科 教育科学専攻 教授)

デザインイノベーションコンソーシアム 推進委員長 川上 浩司(デザイン学ユニット 特定教授)
 
問合せ先:
京都大学デザイン学大学院連携プログラム unit-support*design.kyoto-u.ac.jp
デザインイノベーションコンソーシアム事務局 info*designinnovation.jp
(*を@に変えてください)


講演報告:
参加者:148名(学内80名、学外68名)

京都大学デザイン学大学院連携プログラムとデザインイノベーションコンソーシアムの共催で、産学連携によるデザイン活動を目指したシンポジウムを開催した。
今回のシンポジウムは、二部構成で行い、第一部では、IDEO とStanford 大学で活躍されているBarry Katz 教授をお招きして、米国西海岸における産学のデザイン活動をご紹介頂いた。日本文化が西洋のデザイナーに影響を与え、双方向で良い関係を築いてきたという話からスタートされ、Katz 教授が教鞭をとるスタンフォード大学と、カリフォルニアアートスクール(CCA)の2 大学のそれぞれの特色に合ったデザイン実践とその根底にある「デザイン思考」の実際が紹介された。
続いて京都大学からの活動報告が行われた。京都大学国際高等教育院の喜多一先生より、長野県諏訪におけるフィールドワークの紹介とともに、最近の学生に必要なのは段取りする力だとの提議があった。京都大学総合博物館の塩瀬隆之先生からは、産官学が関与して行われた様々な実例とともに、個の多様性や創造性を活かす組織の在り方に関してコメントがあった。また、京都大学経営管理大学院の山内裕先生からは、高級寿司店における観察と分析例が提示され、新しいデザイン分野としてのサービスの捉え方に関して「サービスは戦いである」という視座が提出された。また、懇談会を兼ねたコンソーシアムの活動展示では、デザインセミナー、プロフェッショナル・デザインキャンプ等の活動報告を行った。
第二部では、特別企画として、山極壽一京都大学総長と鷲田清一京都市立芸術大学理事長・学長/大阪大学前総長をお招きし、ロンド形式(同じ旋律が異なる旋律を挟みながら何度も繰り返される楽曲形式とエスペラント語の「集まり」の意味をかけあわせた)にて、椹木哲夫、デザイン学ユニット長と、辰巳明久、京都市立芸術大学教授の指揮により行われた。「創造性教育」をロンド主題として、学生も意見交換に参加して、熱い会話が繰り広げられた。デザインスクールに所属する学生、産学デザインコンソーシアムに参画する企業の社員、一般の京大生や京都市芸大生など多くの人が参加し、交流を楽しんだ。

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