講師:小西 小太郎氏(adanda 代表)
プロジェクションマッピングの基礎を学び、体験してみるとともに、プロジェクションマッピングによって可能となる情報デザインのあり方について学びます。
日時:2015年2月15日(日)10:00~18:00
場所:京都大学 デザインファブリケーション拠点(吉田キャンパス 工学部研究実験棟151室)
デザインファブリケーション拠点のアクセス(No.58の建物)
募集人数:12名(先着順)
機材の関係上、参加者が12名に達しましたら募集を締め切らせていただきますので、
興味をお持ちの方はお早めにお申し込み下さい。
申込締切:2月6日(金)
申込:下記より申込ください。
http://goo.gl/forms/bkMcHSqw9j
問い合わせ:ohshima[at]dl.kuis.kyoto-u.ac.jp([at]を@に変えてください)
大島 裕明(情報学研究科 社会情報学専攻 特定准教授)
当日のスケジュール:
10:00~12:00 プロジェクションマッピングイントロダクション
・プロジェクションマッピングの事例紹介
・映像コンテンツのマッピング実演
・インタラクティブコンテンツのマッピング実演
・他メディア(ライト/音楽)との連携
・インタラクションとの連携
・マッピングソフトの紹介と操作講習
・質疑応答
13:00~16:30 マルチメディアコンテンツ作成実習
・Adobe After Effectsを用いた映像コンテンツの作成実習
16:30~18:00 成果発表会
・各参加者が数分のプロジェクションマッピングを実施
おすすめ:
プロジェクションマッピングは、情報提示の一手段として広く使われるようになってきました。
これまでに、プロジェクションマッピングを行った経験がない本科生やデザイン学教員が本ワークショップに参加することで、今後、情報提示を行う際の選択肢として、プロジェクションマッピングを選択できるようになります。お早めにお申し込み下さい。
報告:
情報デザインにおける課題の一つは、ある情報をどのように提示するかということである。プロジェクションマッピングという情報提示の手法は、マッピングに対応するソフトウェアが増えており、一般的に利用しやすい状況になってきている。そこで、今後、情報提示の手法としてプロジェクションマッピングが選択できるようになることを目的とし、プロジェクションマッピングの経験がない学生や教員を対象としたワークショップを開催した。参加者は、デザイン学の学生3名、デザイン学の教員2名、学部生1名、本学職員1名の合計7名であった。
プロジェクションマッピングを行うにあたって、マッピング技術と、コンテンツ作成技術が必要となるため、それぞれを習得するための実習を行った。マッピングのためのソフトウェアには、安定性があり比較的使いやすいResolume 4 Arenaを用いた。まず、立体物へのマッピングとして、立方体へのマッピングの調節の仕方を学び、自分で作成したコンテンツを提示した。作成するコンテンツは動画コンテンツであり、そのためのソフトウェアとしては、Adobe AfterEffectsを利用した。立方体にマッピングすることを前提として、マッピング後にきちんと提示されるようにうまく動画コンテンツを作成する技術の基礎を体験した。さらに、プロジェクションマッピング技術を用いた照明手法についても実習を行った。照明が移動して照らしているように見せる動画コンテンツを作成し、マッピングを行うことで、ステージ上に配置されたオブジェクトに次々とライトがあてられているような効果が得られる。参加者の中には、照明効果をもつ動画コンテンツに文字や絵などを加える工夫を行うものもいた。
今回は、一日のワークショップで、プロジェクションマッピングの基礎的な技術を体験することができた。今後、より高度な技術を共有できる場が提供できれば良いと考えている。