日 時:2015年3月18日(水) 13:00-18:00
場 所:京都大学 吉田キャンパス 本部構内 法経東館地下1F みずほホール
http://www.econ.kyoto-u.ac.jp/about/access/campusmap/
*The sessions will be in English.
本リサーチ・フォーラムの目的は、サービスとデザインの科学における研究課題のプライオリティを議論・特定することにある。いうまでもないが、グローバル経済におけるサービスの重要性はますます高まっている。近年、サービス・システムの改善・改革に向け、「デザイン思考」に注目が集まっている。本リサーチ・フォーラムは、サービスならびにデザイン分野の研究者、そして実務家、といった幅広い参加者を一堂に会し、さまざまな観点からリッチな内容の議論を行うことで、研究課題のプライオリティを特定することを目標とする。
サービス研究の第一人者であるRaymond P. Fisk教授、ならびにCUUSOO SYSTEMの創業者であり、代表取締役である西山浩平氏、そしてサービスまたはデザイン分野の研究者をお招きし、サービスとデザイン研究の今後について語り合う。
*本リサーチ・フォーラムは英語で開催されます。通訳は入りませんので、ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。
懇親会:18:30-20:30
懇親会のみ、参加費(5,000円)を頂きます。
申込方法:
①名前 ②所属 ③連絡先電話番号 ④懇親会の出席(有・無)
⑤この講義を知ったきっかけ を記載したメールを下記のアドレスに送信してください。
info-design[at]mail2.adm.kyoto-u.ac.jp
※お席に限りがございますので、座席については抽選とし、立ち見となる可能性がございます。
※申込〆切は2月27日(金)正午までです。
※お申込みメールには必ず返信いたします。送信後4日が経過しても連絡がない場合はメールが届いていない可能/性がありますので、再送してください。
※お問い合わせはすべてメール対応とさせていただきます。お電話ではお受けしておりません。
主催:京都大学デザイン学大学院連携プログラム
報告:
本リサーチ・フォーラムでは、サービスならびにデザイン分野の研究者、そして実務家、といった幅広い参加者を一堂に会し、それぞれの専門的バックグラウンドから「サービスデザイン」について議論した。本フォーラムは二部構成で、第一部にサービス研究の第一人者であるRaymond P. Fisk教授、ならびにCUUSOO SYSTEMの創業者であり代表取締役である西山浩平氏にご講演頂いた後、第二部で9名の研究者と実務家でラウンドテーブルトークを行った。
まず始めに、Raymond P. Fisk教授から「A Service Design Journey: From a Living Systems Perspective」というタイトルのご講演を頂いた。タイトルにもあるように、Fisk教授はサービスデザインを生体論の観点から捉えられており、サービスデザインにはサービス・エコシステム、サービス・コンセプト、サービス・システム、サービス・エンカウンターといった、複数のレベルがあると説明された。
次に、西山氏よりCUUSOO SYSTEMのご紹介と、株式会社良品計画との『空想無印』や『LEGO CUUSOO』などの価値共創の事例をご紹介頂いた。
最後にFisk教授、西山氏の他、サービスならびにデザイン分野の研究者でサービスデザインにおける研究課題について議論した。結論には至らなかったものの、サービスデザインの重要性が再確認され、この分野の発展に向け、サービス学やデザイン学の垣根を越えたコラボレーションがますます必要になってくることが感じられたフォーラムであった。