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デザインフォーラム ワークショップデザイン・シリーズ vol.2

絵筆が教えてくれるワークショップ成功の秘訣

講演者:やまざき ゆにこ氏(グラフィックファシリテーター)

学び、合意形成、コミュニティ活性化、イノベーション創造などにおいて「ワークショップ」というアプローチが注目されています。本シリーズでは、さまざまな分野の最前線でワークショップを企画・運営するワークショップデザイナーを招き、設計論や心構え、ノウハウを惜しみなく語っていただきます。
今回は、言葉と文字だけでは伝わらない組織や会議でのモヤモヤを、「絵」の力でつなぎ、未来へのアクションを引き起こすグラフィックファシリテーターのやまざきゆにこ氏をお招きします。過去、ファシリテートしてきた400超のワークショップの分析をもとに、いいワークショップ・ダメなワークショップの違いを忌憚なくご紹介いただきます。

日時:2014年7月12日(土) 13:00~17:00 (終了後、懇親会予定)
場所:吉田デザインファブリケーション拠点
   https://maps.google.co.jp/maps?q=35.026561,+135.783607

参加費:無料(懇親会に参加される方は、別途懇親会費を頂戴します)

申込: 下記より申込ください。
   http://wsdesign2.peatix.com

主催: 京都大学デザイン学大学院連携プログラム
   デザインイノベーションコンソーシアム

問い合わせ:workshop-design[at]design.kyoto-u.ac.jp
      寺田 知太(京都大学デザイン学ユニット 非常勤講師)


講演報告:
20140712一般企業から官公庁、公共施設、教育機関まで、幅広い場面で「グラフィックファシリテーション」というアプローチを用い、過去300を超えるワークショップに携わってきたやまざきゆにこ氏をお招きした。「議論は進むけれど、イメージしているものが揃わない」「メンバー間で情熱に温度差がある」「アイデアを文字で記録できても、そのときの気持ちまで残せない」といったコミュニケーションのギャップをつなぐのが、第三の目とも言える「グラフィックファシリテーション」。壁一面の「模造紙」と「絵筆」を使って、その場で交わされた言葉、想い、雰囲気を表情付きのイラストで描き込み、壮大な絵巻物を完成させていく。
氏が大切にしていることは、事前準備を丁寧に行うこと、理想やあるべき姿といったポジティブな議論からはじめるのではなく、あえて「ネガティブな議論」からスタートすること、解決策は「何ができるか(CAN)」や「どうすべきか(SHOULD)」ではなく、「誰をどうしたいか(WANT)」で問いかけるということ、である。
後半はワールドカフェスタイルで、グラフィックファシリテーションを体験。各テーブルに少人数で座り、一定時間ごとにホスト役以外のメンバーを入れ替えながらオープンな対話を行っていくスタイルで対話をした。その後、参加者自身の手で、これまで出たアイデアや意見の一つひとつに表情を描いていくことに挑戦した。

フライヤーフライヤー