講演者: 塩瀬 隆之氏 (経済産業省産業技術政策課 課長補佐)
ワークショップの設計やファシリテーションのスキルを向上したいあなた!
最前線のワークショップ実践者のノウハウ・スキルから学ぼう!
学び、合意形成、コミュニティ活性化、イノベーション創造に有効な「ワークショップ」の設計論や心構え、ノウハウについて対話します。第1回では、インクルーシブデザインの実践者であり、経済産業省において産業政策立案のために東奔西走する塩瀬隆之氏から、人と組織を動かす秘訣をお聞きします。
日時: 2014年5月24日(土) 13:00~17:00 (終了後、懇親会予定)
場所: 吉田デザインファブリケーション拠点
https://maps.google.co.jp/maps?q=35.026561,+135.783607
対象: ワークショップ企画・運営のスキルや心構えを学びたい学生・社会人の皆様
参加費: 無料(懇親会に参加される方は、別途懇親会費を頂戴します)
申込: 下記より申込ください。
http://wsdesign1.peatix.com
主催: 京都大学デザイン学大学院連携プログラム
問い合わせ: workshop-design[at]design.kyoto-u.ac.jp([at]を@に変えてください)
講演報告:
経済産業省「産業技術環境局産業技術政策課」という、日本の産業技術イノベーション政策の中心地にいながら、調査事業の委員会や研修などにワークショップを積極的に導入している塩瀬氏をお招きした。文部科学省の「夢ビジョン」事業でのワークショップ活用事例をお話いただき、国際競技大会「サイバスロン」をテーマに取り上げ、実際に参加者とともに政策コンセプト発想に取り組むことを通じて、政策立案におけるワークショップのデザインについての実践を学んだ。
塩瀬氏がワークショップの依頼を受けた際、真っ先にすることは「与えられた問いを深めること」だと言う。与えられたリクエストを色々な角度から見つめ、疑い、掘り下げることで、本来目指すべきゴールを明確にすることが必要になる。その上での設計アプローチとして、「『極端思考』で視野を拡げる」「『アナロジー』でメッセージを共有する」「『名場面』から全体の体験をデザインする」という思考プロセスを事例とともにご説明いただいた。その後、参加者は3~4名のグループに分かれ、国際競技大会「サイバスロン」の日本誘致をテーマに、クライマックスとなる『名場面づくり』をレゴブロックを使いながら、自ら実践することにより、ワークショップデザインのアプローチを実体験した。
報告の詳細は下記デザインイノベーションコンソーシアムのページをご覧ください。
http://designinnovation.jp/program/design-forum/wsd-vol1-report.html