海外の大学と連携して、異文化圏の都市をフィールドとした新たな建築・都市デザインの可能性を探る国際ワークショップを開催します。本年度はアジア・メガシティの一つタイの「バンコク」を舞台として、京都大学デザインスクールのイベントとして、京都大学大学院工学研究科建築学専攻、キング・モンクート工科大学の協働による「京都大学バンコクスタジオ」を実施します。具体的には、日本とタイの学生たちが8日間にわたって協働して、急速に国際都市へと変貌するバンコクにおける様々な都市問題を調査分析するとともに、その場所性・歴史性を踏まえた都市再生のプロジェクトを提案することを通して、新たな社会のデザインにチャレンジします。
日程:2013年9月13日(金)~9月21日(土)
会場:キング・モンクート工科大学 サテライトキャンパス(バンコク)
※本イベントは、デザイン学大学院連携プログラム予科生を中心としたものです。
主催:京都大学デザイン学大学院連携プログラム
共催:京都大学大学院工学研究科建築学専攻、キング・モンクート工科大学
報告:
海外の大学と連携して、異文化圏の都市をフィールドとした新たな建築・都市デザインの可能性を探る国際ワークショップを、京都大学デザインスクールのイベントシリーズとして開催していく予定であるが、本年度はその第1回として、アジア・メガシティの一つタイの「バンコク」を舞台として、京都大学大学院工学研究科建築学専攻、キング・モンクート工科大学の協働による「京都大学バンコクスタジオ」を実施した。具体的には、日本とタイの学生たちが9日間にわたって協働して、急速に国際都市へと変貌するバンコクのフィールド調査を行い、取り組むべき都市問題を発見し、その場所性・歴史性を踏まえた都市再生のプロジェクトを提案することを通して、新たな社会のデザインにチャレンジした。
最終日には、バンコクの中心部の商業地区・サイアムセンターの中にあるタイの建築家協会のオフィスで、4つの日本とタイの学生の混成チームが作成したプロジェクトのプレゼンテーションを実施し、アメリカと韓国から招へいした建築家も交えて、活発な議論を繰り広げることができた。
※フィールド調査、及び4つのプロジェクトの内容については、別途作成している報告書を参照。
サイアムセンターのタイ建築家協会で行ったプレゼンテーション後の参加者の集合写真