日程:2014年2月6日(金)~8日(日)
会場:長野県岡谷市、テクノプラザおかや、ララオカヤ
(テクノプラザおかや“ものづくりフェア 2014 ”会場内)
概要:
報告書(PDF)
ものづくりの基本は「作り手から使い手への贈り物である」と考えるべきではないでしょうか。このことを課題に、ワークショップ参加者は、使い手が活動する場のフィールドワークから、ありたい姿としてのコンセプト作り、それを実現するアイデアの探究とプロトタイピング、そしてそれを人に伝えるプレゼンテーションまでと、デザインプロセスを一貫して3日間で学びました。
ワークショップは、中小製造業の集積地として知られる長野県の岡谷市の岡谷ものづくりフェア2014実行委員会や諏訪東京理科大のご協力も得て、同フェアの会場内で行われました。参加者は、京都大学の学生のほか、地元の諏訪東京理科大学の学生、地域の方々など13名で、2チームに分かれてそれぞれのグループでアイデアを探りました。プロトタイピングには、諏訪東京理科大のご協力も得て、3次元プリンタやレーザカッターなども活用し、デジタル技術を用いたものづくりの可能性についても考える機会となりました。
また、地方の都市や製造業の有り様についても、いろいろな課題を抱えながら主体的にそれに向き合い、様々な試みを行っておられる地域の地域製造業関連や行政の方々と交流をする中で、多くの気づきを得ることができました。
なお、京都大学デザインスクールから参加した学生3名のうち2名は、各チームのファシリテータ役として参加し、ワークショップのファシリテーションやワークショップ自体のデザインについても体験的に学びました。