日時:2013年11月29日(金)13:00~17:50
場所:京都大学医学部 芝欄会館稲盛ホール(京都市左京区)
経営管理大学院では、デザインスクール等と共催で第6回目となるサービス・イノベーション国際シンポジウムを2013年11月29日に「グローバル化するクリエイティブ産業とアジア型プロデューサーの新たなミッション」をテーマとして、京都大学医学部構内芝欄会館にて開催しました。
冒頭の徳賀芳弘 経営管理大学院長による挨拶の後、米国サフォーク大学のロバート・ディフィリッピ教授より基調講演として、現在のクリエイティブ産業におけるデジタル化によるコンテンツ産業の大変動とプロデューサーの新たなリーダーシップのあり方に関して研究動向をご紹介いただきました。そして今後は、国際的に活躍するプロデューサー人材の役割とその開発について課題があることをお話しいただきました。そして、続く第1部では、アジアの創造産業において活躍するプロデューサーのマネジメントスタイルの特徴とあり方について、シン・ドンヨプ韓国延世大学教授、仲曉玲台湾成功大學助理教授、山田仁一郎大阪市立大学准教授より、日台韓の現状についてのご報告を受けて、ディフィリッピ教授を交えてパネル討論を行いました。その後の第2部では経営管理大学院の山内裕講師と鈴木智子講師らがサービス・デザインやサービス国際化の研究での最新成果について紹介しました。
そして、第3部ではクリエィティブ産業の実務家である内田健二サンライズ代表取締役社長、忽那裕樹株式会社E-DESIGN代表取締役、堤大介PIXAR ANIMATION STUDIOS Art Directorを招き、日米のアニメ産業でのプロデューサーの役割の対比や都市空間デザインと社会的イベントのプロデュースの事例についての興味深い講演をしていただきました。そして、アジアでのクリエィティブ産業で活躍できるプロデューサー人材に関して、廣瀬紳一准教授を交えて議論を行いました。
本シンポジウムには、多種多様な産業・学術分野からおよそ160名の参加者が集まり、熱心に聴講されました。参加者からは、「アジアで活躍できるプロデューサー人材のあり方について今後明らかにして欲しい」など、経営管理大学院における今後の継続的な活動について期待の声が寄せられました。
プログラム(敬称略):
第1部
13:00-15:00 国際研究セッション
「グローバル化するクリエイティブ産業におけるアジア型プロデューサー研究の国際フロンティア」
(1)基調講演
「クリエイティブ産業におけるデジタル化のもたらす大変動と新たなリーダーシップ」
講演者:ロバート・デフィリッピ(米国サフォーク大学)
(2)パネリスト報告:アジアにおけるプロデューサーのあり方
講演者:仲曉玲(台湾国立成功大学)/シン・ドンヨウ(韓国延世大学)/山田仁一郎 (大阪市立大学)
(3)パネル討論
第2部
15:10-15:50 京都大学におけるサービス研究紹介
講演者;山内裕(京都大学):サービスデザイン: 京都大学デザインスクールの取り組みの紹介
鈴木智子、竹村幸祐(京都大学);サービス国際化事例
第3部
16:00-17:40 実務家セッション
「現代のアジア・プロデューサーに求められる創造性マネジメント」
講演者:内田健二(株式会社サンライズ 代表取締役社長)/
忽那裕樹(株式会社E-DESIGN 代表取締役)/
堤大介(米国ピクサースタジオ 美術監督)
使用言語
第1部は、英語(同時通訳サービスあり)、第2,3部は日本語。
●参加費の有無・申し込み方法
参加費は不要、一般は100名程度の募集(多い場合には抽選)
参加申込みは、info-svc(at)gsm.kyoto-u.ac.jp(atを@に変えてください)まで下記記入の上、
11月22日までに電子メールにて申込みのこと。
1.氏名、2.フリガナ、3.ご職業(所属機関等)、4.電子メール、5.同時通訳サービスの要不要
共催・後援
共催:京都大学デザインスクール/京都ビジネスリサーチセンター
後援:京都府/京都市/大阪商工会議所/京都商工会議所/京都府情報産業協会/
サービス学会/グローバルビジネス学会/株式会社サンライズ
詳細ホームページ
http://www.gsm.kyoto-u.ac.jp/ja/news-event/event.html
問合せ
京都大学経営管理大学院企画室サービス・シンポジウム担当
E-Mail:info-svc(at)gsm.kyoto-u.ac.jp(atを@に変えてください)/電話075-753-3535 B42