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デザインスクール主催イベント

京都大学-琉球大学合同デザインスクール+洋上ワークショップ2013

日程:2013年11月21日(木)~11月25日(月)
Date: November 21 (Thu) – 25 (Mon)

沖縄那覇の地で、琉球大学との合同デザインワークショップを行います。また、沖縄に向かう船の中でもミーティングを行います。

※本イベントは、デザイン学大学院連携プログラム本科生を中心としたものです。

那覇は京都とは異なる文化を持つ琉球王国の都です。観光などの共通の課題や、
環境など独自の課題があり、新しい問題の発見と解決に出会うでしょう。

Students and professors will have joint design workshop with the University of the Ryukyus in Naha, Okinawa prefecure.
They will also have workshop sessions on a ship bound for Okinawa.

Naha used to be the capital of the Kingdom of Ryukyu, which had totally different culture than Kyoto. Participants from Kyoto and Okinawa have common issues such as sightseeing, and other issues that are unique to either area, such as environment. Through the workshop, they will find new problems and solutions.

スケジュール
11/21 空路、伊丹空港から鹿児島へ。鹿児島新港よりクイーンコーラル8に乗船、沖縄へ。(船中泊)
11/22 洋上ミーティング、夕刻沖縄那覇港に到着
11/23~24 京都大学-琉球大学合同デザインスクール
11/25 空路、那覇空港から関西国際空港へ。

報告

【実施報告(PDF)】

1.概要
沖縄那覇の地で、琉球大学と合同でデザインワークショップを行う。那覇は京都とは異なる文化を持つ琉球王国の都であり、観光などの共通の課題や、環境など独自の課題がある。合同でワークショップを行うことで、新しい問題の発見と解決策を見いだす機会とする。また、沖縄に向かう船の中では、洋上デザインワークショップを行い、ファシリテーションを学ぶ。

2.日程
2013年11月21日(木)~11月25日(月)

3.スケジュール

11月21日(木) 伊丹空港から飛行機で鹿児島空港へ
鹿児島新港から船で沖縄へ(船中泊)
11月22日(金) 洋上にてワークショップを実施
夕刻 那覇港に到着
11月23日(土)
11月24日(日)
琉球大学にて京都大学-琉球大学合同デザインスクールに参加
11月25日(月) フィールドワーク
夕刻 那覇空港から飛行機で関西国際空港へ

4.プログラム
4.1 洋上ワークショップ(於 船上)

<11月21日(木)>
ワークショップ1 「デザイン学を発想する」(講師: 石田、十河)

前半: 18:30~19:10(40分)
後半: 19:10~19:50(40分)
概要: 京大デザイン学の目指すべき姿を、異領域の専門家の協働、デザイン手法の多様性という観点から議論する。
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<11月22日(金)>
ワークショップ2 「ファシリテーションを体得する」(講師: 寺田、中川)

前半: 10:00-10:50(50分)
後半: 10:50-11:40(50分)
概要: ファシリテーションの基本的な心構えを、ブラインドウォーク、ミラーストレッチなどを通して習得する。

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[ブラインドウォーク]

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[ミラーストレッチ]

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[聞き方の練習]

 
ワークショップ3 「Creative Design」(講師: 須永)

12:40~13:30(50分)
概要: ワークショップのゴールを可視化することで、グループワークのプロセスをゴールから逆向きにデザインする手法を学ぶ。
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ワークショップ4 「沖縄と観光を理解する」(講師: 伊沢、笠原)

前半: 14:30-15:20(50分)
後半: 15:20-16:10(50分)
概要: 沖縄の現状を各種の統計データなどから理解する。
また、外国人観光客にとっての課題や観光資源など、観光を考える際の要点を学ぶ。
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4.2 京大-琉大合同デザインスクール(於 琉球大学 千原キャンパス 大学会館)

 
概要: 京都大学、琉球大学、那覇国際高校の参加者が7つのグループに分かれ、2日間で沖縄観光に関わる2つのテーマに取り組む。各グループには1名または2名のデザイン学本科生が参加し、ファシリテーターとしてグループ内の議論をリードする。
 

<テーマA>郷土愛と沖縄観光を両立させるための「街並み」デザイン

 

課題内容:

県外・国外に出ている沖縄県出身者は「沖縄系3世」「県系2世」と自らを称し、沖縄出身である ことそのものに誇りや身近さを感じたり、沖縄コミュニティに属することで比較的高頻度で顔を突き合わせた交流を持つことが少なくない。他都道府県ではあまり見られないと思われるが、このような郷土愛を持つのは何故だろうか。
その一方、建造物や街並みなどは戦争の影響が強いことは否めないが、戦後復興においては琉球瓦等の沖縄らしい素材・組み合わせ・外観を気にすることなく、セメント建ての建造物が増え続けており、結果として沖縄らしい街並は一部に残すのみとなってしまった。
技術の継承・向上も問題ではあるが、ここではそのような郷土愛に根ざし、観光を後ろ盾とする街並み(街づくり)を目指すための問題点を洗い出し、必要ならば何を捨て、何を守るべきか、それらを踏まえてどのような施策を講じるべきかを具体化するデザインワークを行う。
 

<テーマB>外国人観光客の満足度をあげるための「おもてなし」デザイン

 

課題内容:

観光立県を掲げている沖縄県では、その活発具合や需要・満足度等を把握するために様々な調査が継続して実施されている。平成24年度外国人観光客満足度調査報告書によると、例えば満足率について、「おもてなし」は高いが、「外国語対応」等は低い。といった傾向が示されており、結果として、満足率は66%に留まっている。
「おもてなし」は2020年東京オリンピックを特徴づける一つのキーワードとして広まりつつあるが、沖縄の「おもてなし」に欠けているのは何か。京都の「おもてなし」と何が違うのか。ただ単に、他府県と同じ「おもてなし」を真似すれば良いのか。
空路・航路共に最大のショッピングエリアである国際通りにおけるフィールドワークなども交え、ヒト・モノ・カネ・情報などを問わず、外国人観光客に対する満足度を改善するために、沖縄が目指す理想的な観光のあり方(=おもてなし)について具体化するデザインワークを行う。

 

<11月23日(土)>

9:30-9:40      オープニング
・琉球大学 工学部 情報工学科・宮城隼夫教授
・京都大学大学院 情報学研究科 社会情報学専攻・石田亨教授

9:40-9:45      全体の流れ
・琉球大学 工学部 情報工学科・遠藤聡志教授

9:45-10:50     基調講演
・琉球大学 観光産業科学部 観光科学科・下地芳郎教授

10:50-11:00   全体の流れ解説(遠藤教授)
11:00-12:30   グループワーク1回目
12:30-13:30   昼食休憩
13:30-14:30   グループワーク2回目、フィールドワーク目的・場所検討
14:30-14:45   ミニ発表 or 交流タイム
14:45-15:00   フィールドワーク調整<
15:00-(17:00)  グループワーク3回目(フィールドワーク、現地解散)

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[グループワーク]

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[基調講演]

<11月24日(日)>
9:30-12:00     グループワーク4回目(フィールドワーク整理、プレゼン準備)
12:00-13:00   昼食休憩
13:00-14:30   グループワーク5回目(プレゼン準備)
14:30-14:50   コーヒーブレイク
14:50-16:50   発表会
17:00            クロージング
・琉球大学 工学部 情報工学科・宮城隼夫教授
・沖縄人財クラスタ研究会・白井旬氏
・京都大学大学院 情報学研究科 社会情報学専攻・石田亨教授

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[発表会その1]

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[発表会その2]

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[表彰式]

発表タイトル
【テーマA】郷土愛と沖縄観光を両立させるための「街並み」デザイン
A-1:絆でつなぐ沖縄の色
A-2:いちゃりばちょーでが生まれる街並み
A-3:沖縄の魅力発見プロジェクト
A-4:反省会

【テーマB】外国人観光客の満足度をあげるための「おもてなし」デザイン
B-1:ゆいまーるを世界へ
B-2:新しいショッピングマップの提案
B-3:買い物から文化へ:紅型を通じた外国人観光客と沖縄文化の交流

5.参加者
■洋上ワークショップ
<学生> デザイン学本科生 8名
<教員他> 8名 (教員4名、職員1名、ファシリテーター 2名、アドバイザ 1名)

■京大-琉大合同デザインスクール
<学生> 31名
(京都大学 8名、琉球大学 16名、沖縄県立那覇国際高等学校 7名)

<教員他> 19名
(京都大学: 教員 4名、職員 1名、ファシリテーター 2名、アドバイザ 1名
琉球大学: 教員 6名、職員 2名、NPO: 参加者 1名、コーディネーター 2名)

6.アンケート
実施報告(PDF)をご参照ください