講演者: 三宅 晶 教授(コロラド大学 ボールダー校 心理学神経科学部)
講演題目:Individual Differences in Working Memory Capacity and Their Implications for Self-Regulation
日時:2013年10月7日(月)13:30~15:00
場所:京都大学 教育学部本館1F 第一会議室
http://www.educ.kyoto-u.ac.jp/visitors/acces/
※講義は英語で行われます
講演報告:
コロラド大学ボールダー校の三宅晶教授による講演。
三宅教授は、ワーキングメモリ (working memory)と実行機能 (executive function)の分野において、認知心理学および行動遺伝学の手法を用いて影響力のある研究を報告してきているが、今回の講演「Integrating insights from cognitive psychology and social/personality psychology: Implications for educational applications」では、これらの分野と深い関わりもち、また、さまざまな社会的文脈において重要であると考えられている、自己制御の問題をとりあげた。ワーキングメモリ・実行機能の個人差アプローチによる最新の研究成果を、特に社会心理学、人格心理学との関連から論じ、新たな研究のデザインについて議論を行った。
講演は英語で行われ、質疑応答のほとんども英語で行われたことから、デザイン学大学院における若手研究者の育成という観点からも有意義であった。