第2回京大デザイン心理学講演会

日程：2013年3月12日（火）13:30～15:00
会場：京都大学 教育学部本館１F 第一会議室

認知心理学においては、人間の認知過程を理解するために、さまざま心理学的モデルを用いて仮説検証を行う。そうしたモデルの中でも特に、神経学的な制約を反映したコンピュータシミュレーションモデルは、神経科学と認知心理学の知見を統合する役割を担うものとして期待されている。こうした状況の中、デザイン学大学院国際アドバイザリボードのメンバーであるDavid C. Plaut 教授(Department of Psychology and the Center for the Neural Basis of Cognition, Carnegie Mellon University)が国際デザイン学シンポジウム出席のために来日することとなり、ニューロコンピュテーショナル・デザインの専門家である同教授を講演者としたデザイン心理学講演会が2013年3月12日に開催された。
この講演（講演題目：Neurocomputational design of reading and language: Using neural-network modeling to inform cognitive neuropsychology）では、読みなどの言語処理や意味処理に関わる認知過程のコンピュテーショナル・モデリングを紹介しながら、認知神経心理学的研究における、コンピュータシミュレーションの役割が論じられた。