日時:2012年3月12日(月)、13日(火)
場所:京都大学 学術情報メディアセンター南館
主催:GCOE「知識循環社会のための情報学教育研究拠点」京都大学大学院情報学研究科、京都大学経営管理大学院
共催:京都大学大学院工学研究科、京都大学学術情報メディアセンター
参加費:無料
ホームページ:http://www.ai.soc.i.kyoto-u.ac.jp/design2/index.html
1日目の午後には、情報学が今後の「デザイン」への貢献を考えるワークショップ「Bringing Informatics to Design」が開催され、新鮮で深い議論の場となりました。ワークショップの名前の由来は以下のようなものです。
1992年にStanford大学のTerry Winogradを中心に、拡大する一般ユーザを意識して、Softwareにデザインを持ち込もうという画期的なワークショップが行われました。 1996年に「Bringing Design to Software」という本として出版され広く読まれています。 またこのワークショップが、後に、Stanford大学d.schoolに情報系が参画する起点となりました。
20年を経て今、 京都大学でデザイン学を考えるのであれば、情報学によるデザインの革新を展望する必要があります。 WinogradのワークショップのSoftwareをInformaticsと読み替え、さらに主客を転倒し、「Bringing Informatics to Design」としました。ワークショップでは、情報系の教員を中心に、機械、建築、経営系の教員が参加し、発表と議論が行われました。
2日目の午前は、外部を含む参加者にデザイン活動を体験することを目的として、インクルーシブデザインとエスノグラフィのワークショップが行われました。 2日目の午後のシンポジウムは、産学連携を意図したものです。「デザインとデザイン型人材」と題したシンポジウムでは、「学」の考えるデザイン、「産」が求めるデザイン型人材の2つのセッションが行われ、懇親会を含め多くの教員や大学院生、企業関係者が参加しました。