日時:2013年12月10日(火)10:00~11:20
場所:京都大学教育学部本館2階 216室(キャンパスマップ21番の建物)
話題提供:加納 史子 先生
(コペンハーゲンビジネススクール 国際ビジネスコミュニケーション学部 准教授)
デンマークの教育事情に関して、日本人とデンマーク人の立場や背景知識など文化の違いを考察した上で、文化特有の概念を文化背景の異なるコミュニケーションの受け手に伝える場合に、相手がどのように解釈するかを予測すると、どのような異文化間概念マッピングになるのかのシミュレーションについて、generalizationやategorizationなどの概念学習の認知的なプロセスも交えて紹介します。
加納史子(Fumiko Kano Glückstad)先生は、同志社大学で心理学を修めた後、パナソニックに7年勤務し、技術移転、製品コンセプト開発、マーケティング、消費者行動などのお仕事の後、デンマーク人と結婚して、コペンハーゲンに15年間在住。デンマークのIT企業、Phase One社でビジネスコーディネーターとして4年間勤務した後、フリーのコンサルタントとして、日本のコンサルティング会社経由で日本政府委託の海外調査を数件担当。
コペンハーゲンビジネススクールで、言語管理学(Master of Language Administraion)の修士を取得後、異文化コミュニケーションと認知の分野でPhDを取得。現在のご関心は以下のようなテーマで、今後、京大デザイン学、デザイン心理学との連携を希望されています。
・知識のモデリング、配列、表象
・認知科学における帰納推理、概念学習、カテゴリー化
・文化間(ヨーロッパ-アジア)コミュニケーションの枠組み
・意志決定と文化間コミュニケーションにおける認知モデルの適用
・ヨーロッパとアジアのコミュニケーション
※小さめの部屋で親密な雰囲気の談話会にします。
参加自由(定員30人)、申し込み不要です。
子安 増生(教育学研究科 教授)
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