講演者:石寺 修三氏 (株式会社博報堂 博報堂生活総合研究所 所長)
日時:2024年11月7日(木)16:30~(18時頃から懇話会を予定)
場所:京都大学吉田キャンパス 百周年時計台記念館2階 国際交流ホール
講演概要:
私ども博報堂生活総合研究所は、博報堂グループのシンクタンクとして1981年に設立され、生活者に特化した調査研究を続けています。
「大衆」から「分衆」、そして「個」の時代へと続く流れのなか、生活者の嗜好や価値観は多様化し、まとまりを捉えることが難しくなっています。ところが、私どもが30年間続けている長期時系列調査「生活定点」のデータを分析したところ、これまで大きかった年代による嗜好や価値観の違いが縮小しつつあることがわかりました。様々な”格差”が指摘される日本も、こと質的にみると実は”違い”が小さくなりつつあるようです。この現象を我々は「消齢化社会」と名付けました。
本講演ではこの変化の背景を解明するとともに、ビジネスの前提ともいえるデモグラフィック属性が揺らぎはじめた社会と生活者の未来を考えます。課題先進国に待ち受ける変化を発想転換し、明日のビジネスのヒントにしていただければ幸いです。
詳細はコンソーシアムのWebサイトをご覧ください。
https://designinnovation.jp/program/design-forum/2024/BDS28.html