講演者:平山 照峰氏(ソニーグループ株式会社 社友 元業務執行役員)
日時:2022年12月14日(水)17:30~(19時頃から懇話会を予定)
場所:京都リサーチパーク 4号館2階 ルーム1(現地会場のみ、オンラインはありません)
講演概要:
ソニーは、先端技術を応用した製品の普及による文化の向上と科学知識の啓蒙を目的に、東京通信工業として1946年に設立されました。この方針の基、ラジオ、テープレコーダー、トリニトロンテレビ、ウォークマン、コンパクトディスク、カムコーダー等の電子機器の早期開発と商品の普及に努め、これら機器の実現の為に、トランジスタ、CCDイメージセンサー、LSI、LASER等の半導体デバイスを開発し生産して来ました。現在では、協業や買収で始めた音楽、映画、ファイナンス、又、コンテンツの比重の大きなゲーム等の事業が成長し、エレクトロニクスハードウェアの比率は下がっていますが、これもソニーグループを支える柱となっています。
今回は、CCDイメージセンサーでトップポジションを競っていたソニーが如何にしてその市場規模が10倍以上となる破壊的技術であるCMOSイメージセンサーに転換してトップポジションを得たかをお話します。この成功の要因として、経営陣の方針は勿論のこと、組織体制、マネージャー及びエンジニアからの提案や彼らの知識や経験が重要であったことをお話しします。また、事業成長の為の戦略ストーリ―とコア技術についても触れ、この事例を基に皆さまとビジネスデザインやイノベーションに関して意見交換をさせて頂ければと思います。
詳細はコンソーシアムのWebサイトをご覧ください。
http://designinnovation.jp/program/design-forum/2022/BDS24.html