講演者:小林 喜光 氏(株式会社三菱ケミカルホールディングス 取締役会長、前 経済同友会・代表幹事)
日時:2021年 3月 11日(木) 17:30~
場所:オンライン(Zoom使用予定)
講演概要:
グローバル化やデジタル化が進展し、地政学的な不確実性が高まる中で、新型コロナウイルスが世界で猛威を振るうなど、人類はこれまで経験したことのない革命期を迎えつつある。その一方、平成の時代に経済的な比較劣位に陥ってしまった日本、まるで茹でガエル状態を呈している。茹でガエルを飛び上がらせるにはヘビが必要だが、その実コロナこそがヘビであったというべきかもしれない。
令和の新時代に、我々はいかにしてこの激動の21世紀を設計していくべきか。
ひとつのヒントとして、企業経営の世界で三菱ケミカルHDグループが10年以上前から標榜してきた「4次元経営」をご紹介する。すなわち、儲けの軸(X軸)、イノベーションの軸(Y軸)、そして持続可能性の軸(Z軸)という3つの軸に加え、時間軸を加えることで、真の企業価値を希求する手法についてお話したい。
この「4次元経営」は、アカデミアや国家にも敷衍できる。目指すべき適正な競争と公正な分配のある最適化社会の実現に向けて、戦後100年であり、シンギュラリティーの到来が予測される2045年からバックキャストして、我々は何を今なすべきかを考えてみたい。
日本がこのまま落ちていくか、或いは再び世界に輝ける国となるか。我々は今、大きな岐路に立たされている。
詳細はコンソーシアムのWebサイトをご覧ください。
http://designinnovation.jp/program/design-forum/BDS-SP.html
報告:
報告書はコンソーシアムのWebサイトをご覧ください。
http://designinnovation.jp/program/design-forum/df-report/bds-sp.html