日時:2018年8月29・30日(水・木)10:00~17:00
場所:京都大学 デザインファブリケーション拠点(研究実験棟151室) 他
http://www.design.kyoto-u.ac.jp/facility/de_fab_center/
講師:ポール・マイクール氏(MIT Digital Structures)
参加無料
プログラム:
8/29 10:00-17:00
@吉田ファブ拠点
ポール講師の研究紹介レクチャー
「木製梁の構造最適化とデジタルファブリケーション」
@製図室
鉛筆と紙でグラフィック・スタティックスを体験
8/30 10:00-17:00
@コンピュータ室
コンピュータ上で構造デザインを実践
@吉田ファブ拠点
構造模型を作製し、結果を体感
ゲスト講師:平川 富実雄(24d-studio)
主催:デザイン学大学院連携プログラム
問い合わせ先:
komiyama[at]archi.kyoto-u.ac.jp([at]を@に変えてください)
小見山 陽介(工学研究科 建築学専攻・助教)
報告:
外国人特別研究員として8月1日〜31日の1ヶ月間京都大学に滞在したポール・ルイス・マイクールさん(マサチューセッツ工科大学、デジタル・ストラクチャー・研究グループ)を講師に、8月29日〜30日の日程で国際ワークショップを開催しました。
ワークショップの参加者は合計14名であり、その内訳は学生9名(京都大学工学部4回生5名、京都大学大学院 工学研究科修士課程3名、名古屋大学大学院環境学研究科修士課程1名)、教員2名(小見山陽介、木村俊明)、社会人3名(広島工業大学と京都精華大学から参加した教員を含む)でした。
初日はポールさんからグラフィック・スタティックスが紹介され、MITでポールさんが授業に使っているワークシートを用いた演習が行われました。グラフィック・スタティックスは、構造力学の図式解法であり、数式を用いず、意匠設計者でも絵を描くように構造物の力の流れが把握できる手法であり,意匠と構造が協働するためのツールとしてスイスやアメリカで教えられているものだそうです。
2日目はワークショップの参加者を、意匠と構造それぞれの分野からバランスよく混ぜて計3つのチームをつくり、アーチ(圧縮)、ケーブル(引張)、トラス(圧縮・引張)から一つを選んで大スパン構造物をデザインする実習が行われました。各班は提案を模型化し、最後に載荷実験を行って構造物が壊れる様子を観察し、意図した通りに力の流れをデザインできているかを確認しました。
flyer