過去、重工業・エレクトロニクス・化学・食品など様々な産業において、その業態や課題、そして将来展望などに関し、幹部自ら語って頂き、勉強をして参りました。さて、今回は、初めて製薬業界にフォーカスし、伝統ある老舗企業の田辺三菱製薬株式会社様より、ご登壇頂きます。
当該業界は、今後の高齢化社会に於ける医療という中で、「価値ある医薬品の創製」というたいへん重要な要素を担う産業でありますが、過去に取り上げた産業とは、そのビジネスの成り立ち、収益性、研究開発投資、研究開発期間など、異なる面も少なからず見受けられます。
この第17回フォーラムでは、医薬品産業界のビジネス成り立ちやそれを取り巻く環境などを紐解いて頂くとともに、田辺三菱製薬様の目指す姿やそれに向けた取組みについて、講師の思いを直接届けて頂きます。奮ってご参加ください。
日時:2018年12月20日(木)17:30~(19:00頃から懇話会・有料)
場所:京都大学 デザインイノベーション拠点(KRP9号館)
講演者:子林 孝司氏 (田辺三菱製薬株式会社・代表取締役専務執行役員)
講演概要:
不況に強い安定産業とみなされてきた医薬品産業ですが、人口の高齢化による社会保障費の増加抑制や薬価制度の抜本改革による国内事業の収益性低下、ならびに創薬ターゲット特定の困難化や創薬成功率の低下など課題が山積しています。こうした背景の下、医薬品産業の収益構造は、従来のハイリスク・ハイリターンから、ハイリスク・ミドルリターンの構図へと変貌しつつあります。このような環境変化の中で、田辺三菱製薬は「患者さん中心」の原点に立ち返り、医薬品というモノの提供から健康というコトの提供に頭を切り替えて、従来の枠を越えたビジネス展開に挑戦しております。
本講演では、医薬品産業の事業構造をご紹介するとともに、実例を交えて当社の取り組みをご紹介いたします。
対象:京都大学教員・学生、デザインイノベーションコンソーシアム会員、一部招待者
定員:50名程度
参加費:無料(懇話会 1,000円)
申込: 12月13日(木)締切。下記よりお申込みください。
https://pro.form-mailer.jp/fms/7006c622156464
主催: 京都大学デザイン学大学院連携プログラム
デザインイノベーションコンソーシアム
問い合わせ:デザインイノベーションコンソーシアム 事務局
京都リサーチパーク(株)松浦、柳本
info[at]designinnovation.jp([at]を@に変えてください)
075-315-8522
報告:
報告書はコンソーシアムのWebサイトをご覧ください。
http://designinnovation.jp/program/design-forum/df-report/vol17.html