Associate Professor, Graduate School of Medicine
医学研究科・特定准教授
Research Field
Electronic health record
Medical virtual reality
Distributed systems
Research Topic
Electronic health record
Clinical study database
Virtual reality based surgical skill training
医療を支える情報システムでは合理性,効率性を極限まで高めるための高度な最適化が現場で自発的に行われる傾向にあり,そもそも事前にデザインされたものがその通り動くことは希有なことの様に感じます.デザインされたものがデザインされた意図のままに使われる,評価されることを良いデザインと呼ぶなら,デザイナの想像力が医療現場の複雑さに追いつかないことが医療を良いデザインから遠ざけている原因かもしれないと思います.医療現場の複雑さとは,絶対の安全性のために経験的に積み重ねられてきたありとあらゆるルールの固まりにより生まれるものであり,ある種の社会規範ともいえます.そのようなルールをあらかじめデザインすることなど可能でしょうか?デザインという視点で社会にある課題を汎化してとらえるための方法論を,みなさんと一緒に考えていきたいと思います.