Hiroaki Ohshima / 大島 裕明

情報学とデザイン学の関わりには、大きく二つの方向があると考えています。一 つは、情報のデザインであり、端的には、情報の伝え方をどうするかという問題 です。人が情報を伝えるときには必ず何らかの形で自己から外に出力しなくてはなりません。その際、情報の伝え手、情報そのものの表現、情報の受け手、それらを取り巻く環境、これらすべてを考慮する必要があります。もう一つは、デザインにおける情報学の利用です。たとえば、データマイニングの技術を利用すれば、大量の文書から重要な特徴を発見することができます。このような情報学が培ってきた技術が、デザイン学に関する幅広い分野の至る所で利用してもらえるようになればと考えています。

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