Professor, Kyoto City University of Arts Faculty of Fine Arts Design Div.
京都市立芸術大学 美術学部 デザイン科・教授
Research Field
Product Design
Industrial Design
Industrial Craft Design
Research Topic
● 京都の伝統産業に関わる製品開発の研究
●“さら と なじみ ̶ 人工物の経時変化に関わる研究”
Lecture
※「デザイン学大学院連携プログラム」で開講予定のもの
京都市立芸術大学のデザイン科の教育カリキュラムはオーストリーのウイー
ン工房から強い影響を受けています。日本の多くの大学にあるデザイン専攻で
はその殆どがドイツのバウハウスからの影響を受けていることを考えると本学
はユニークです。生活者の視点を大切にし、生活者との関係から身の回りの視
覚対象・機能物・空間環境をデザインするという観点を基軸にビジュアル・デ
ザイン、プロダクト・デザイン、環境デザインの3領域が設けられているので
す。外からの視線、上からの俯瞰的・観念的視点は戒め、現物主義、現場主義
を前提とした教育カリキュラムとなっています。
京都大学との大学院レベルでの協力関係が構築出来る事は、京都大学、京都
市立芸術大学で生産される文化的資本の社会還元が拡大される事になるでしょ
う。京都市立芸術大学のデザイン科で育まれた教育理念、或は研究成果等で京
都大学デザインスクールに少しでもお役に立てれば幸いです。