ワークショップテーマ

F-04 バイオミメティクスを体験しよう
〜生物からモノづくりのヒントを得る技術の理解と習得〜

京都大学大学院人間・環境学研究科 ほか
Coming Soon

↑クリックして概要スライドを拡大

バイオミメティクスは近年様々な分野で着目されている技術及び学問ですが、生物学と工学(モノづくり)といった異分野の知識が絡むため導入しにくい、という課題があります。

本テーマでは、まずバイオミメティクスの定義や歴史、これまでの活用例など、基礎的なことから確実に理解を深めます。そして実践の準備として、実際に生物を用いて簡単な実験や観察を行ったりすることで、工学的なバイオミメティクスの視点で生物について考える力を養います。その後、生物の能力から解決できそうな技術課題の提案(手法(1)解決策提案型)と、技術課題から解決策となりそうな生物の探索(手法(2)課題解決型)などのワークを実施者と共に行い、バイオミメティクスのプロセスを実践します。特に後者のワークでは、株式会社奥村組協力のもと、土木建築分野における具体的な技術課題を扱います。

最終的に、「生物を参考に、研究開発での問題解決を行うスキル」および「モノづくりのヒントとして生物を観察するスキル」の習得を目標とします。

教育目標

実施後、参加者がバイオミメティクスを深く理解し、実際に研究開発や仕事で使うことができるようになることを目指します。そのために、全体的な理解に加えて、バイオミメティクスのプロセスを実践します。

本ワークを通じて、生物をヒントにすることで人間がなかなか思いつかない発想に至る体験をしていただきます。

実施者
氏名 所属 専門分野
橘 悟 京都大学大学院人間・環境学研究科人間・環境学専攻 バイオミメティクス(生物規範工学)
鈴木 奨士 株式会社奥村組 土木(土壌圏科学)
神長 侑磨 株式会社奥村組 建築(建築環境学)
大塚 義一 株式会社奥村組 土木(地球環境学)
石川 世奈 京都大学大学院人間・環境学研究科人間・環境学専攻 両生類histology
スケジュール
1日目
午前
  • 自己紹介
  • ミニレクチャー(1)「バイオミメティクスとは(定義、歴史など)」
  • ミニレクチャー(2)「バイオミメティクスの使い方(プロセス、メソドロジー)について」
午後
  • 実施するワークについて説明
  • 生物の能力を実体験、観察
2日目
午前
  • バイオミメティクスのプロセス実践(1)解決策提案型:
    活用したい生物から解決する技術課題を探す
午後
  • バイオミメティクスのプロセス実践(2)課題解決型:
    解決したい技術課題(建築土木関係)から生物を探す
    ※このワークは、F-05のテーマと合同で行います
3日目
午前
  • プレゼンテーション準備
午後
  • プレゼンテーション
その他
実施形態 対面形式
時間外活動 なし
定員 6名
 最小催行人数  2名