テーマ

災害のトータルデザイン
関係者・関係組織
実施者
鈴木 進吾(京都大学防災研究所)
課題内容
30年以内の発生が懸念され、国難となることが予想されている南海トラフでの巨大地震津波による西日本大震災をデザインすることを目的とする。 政府が発表した南海トラフ巨大地震の被害想定から、西日本大震災が発生したときに課題となることを考え、ワークショップを行って構造化する。 また、東日本大震災の対応の記録を調べ、そこで得られた気づきから、構造化した西日本大震災の課題をブラッシュアップする。 そのなかで、国難を乗り切るには何が課題となるか、限りある時間と資源の中で国の社会経済の継続性を考えた場合、何を死守するべきか、何を捨てなければならなくなるかなど、災害というものをデザインする方法を考える。
教育目標
南海トラフ巨大地震に関する認識の統一、ワークショップ、対応記録の読み込み等を通して、将来の災害と防災の課題を認識する。 そして、国難となる大規模災害については、被害の発生とそれに対する対応をあらかじめ決めておく、すなわち、災害の筋書きをトータルにデザインすることの有用性に気づく。
デザイン理論
  • リスクマネジメント
  • 災害対応
デザイン手法
  • ブレーンストーミング
スケジュール
一日目
午前(オリエンテーション)
  • 南海トラフ巨大地震津波による被害想定の紹介
午後
  • 西日本大震災の課題出しとその構造化
ニ日目
午前
  • 東日本大震災の対応記録の読み込み
午後
  • 西日本大震災の課題出しとその構造化
三日目
午前
  • 発表準備
午後
  • プレゼンテーション