テーマ

次世代の「働き方」と「働く場」をデザインする
関係者・関係組織
実施者
濱村 道治(パワープレイス株式会社)
小出 暢 (パワープレイス株式会社)
小山 誠之(パワープレイス株式会社)
観音 千尋(パワープレイス株式会社)
門内 輝行(京都大学 工学研究科 建築学専攻)
課題内容

 自席を持たずカフェのような空間で働く
 ワークスタイル

本テーマではオフィス(事務所)という物理的な環境が約100年間形態を変えずに存在し続けてきた事実を理解し、変革の可能性を若い世代のフィルターにより考察・デザインすることを目的とする。 企業や組織に束縛されない新しい「働き方」とは何か? 働く人達の多様性により「働き方」はどう変わるのか? パーソナルな情報機器や通信環境により「働き方」はどのように進化するのか? コ・ワーキングなどの新しい「働く場」は働く人に何を提供できるのか? 旧態依然とした「働く場」のオフィスデザインはどのように進化するのか? 次世代型の「働く場」でのプロダクトやツールはどうなっているのか? など、約5年先をターゲットとしデザインを行う。初期フィールドワークでは先進的なワークプレイスと従来型のオフィスを実際に訪れて観察する。 最終的にはストーリーテリング的な手法により5年先を物語化し表現・デザインを行う。

TEXT

新しい働き方のダイヤグラム(2012年度成果より)


教育目標
「働き方」と「働く場」の変遷をフィールドワークや、インタビューから得ることにより、その時代におけるデザインの意義を理解する。 そしてその変遷をベースとして新たな「スタイル」と「プレイス」を先読みし創造する。過程においてはグループ内で新たな次元に飛躍する発想手法を体験する。 又、本テーマを通して「働くこと」を現実問題として垣間見ることにより就業意識をより向上させる。
デザイン理論
文献:~「働き方」と「働く場」の変革~を参加者に事前配布
  • オフィスデザイン
  • テレワークデザイン
デザイン手法
  • フィールドワークでのエスノグラフィ
  • ユーザー・センタード・デザイン(知る、創るというフェーズで応用)
  • エビデンス・ベイスド・デザイン(オフィスデザインにおけるベンチマーク)
  • ブレインストーミング(シックスハット法)
スケジュール
一日目
午前
  • 基本情報提供
  • 「働き方」の発散型ブレインストーミング
午後
  • 東京都内のユニークなオフィスの紹介(VTR可能であれば遠隔中継)
  • 「働く場」の発散型ブレインストーミング
  • 大阪梅田の最先端オフィスの見学
ニ日目
午前
  • KRP内のインキュベーション型オフィスの見学
  • 「働き方」と「働く場」の同期を実現するデザインの具現化
午後
  • デザイン案を飛躍させ具体的なストーリーへ(シックスハット法)
  • ペルソナ手法によりユーザビリティの検証
  • ストーリーテリングによるアウトプット検討
三日目
午前
  • モデル空間を活用し次世代の「働き方」と「働く場」のムービー作成
午後
  • プレゼンテーション