テーマ

カードゲームをつくろう
関係者・関係組織
実施者
松井 啓之(京都大学 経営管理大学院)
課題内容
トランプ、かるた、UNOと、カードを使ったゲームは数多く存在します。特に、トランプのように、単純な数字、記号、色を組み合わせたカードに過ぎなくても、 様々なルールを組み合わせることで、無限とも言えるゲームがつくられています。そして、これらのゲームは、様々な社会現象を抽象化(モデル化)しているものが多いことに気づきます。 つまり、実際にカードゲームをプレー(体験)する中で、社会に多くのことを学ぶことが出来るのです。

本テーマでは、カードゲーム(トランプゲーム)に限定して、デザイン思考(ラビッドプロトタイピング)の手法を用いて、既存のゲームが題材としている社会現象、 社会的ジレンマを理解した上で、可能であれば、誰もが、ゲームを体験することで、これらの社会現象やジレンマを学ぶことが出来る新しいゲームを創り出すことを目指します。
教育目標
カードゲームに限定することで、問題発見からゲーム製作まので一連の開発プロセスを、ブレインストーミング、2×2マトリックス、 フィードバックループといった基本的なデザイン手法を用い、より良いゲームを創っていく過程を通じてデザイン思考について理解を図る。
デザイン理論
『デザイン思考家が知っておくべき39のメソッド』を用い、デザイン思考の基本的な心構えとステップについて理解する。

  • デザイン思考(ラビッドプロトタイピング)
  • ゲーム体験
デザイン手法
下記の手法について、ミニ講義を行ない、実際に実践する。
  • ブレインストーミング
  • 2×2マトリックス
  • フィードバックマップ
スケジュール
一日目
午前
  • オリエンテーション(ミニ講義)/アイスブレーキング
  • 既存のカードゲームの体験
午後
  • 既存のカードゲームについて、ブレインストーミングおよび2×2マトリックスによるゲームの分析、問題点・可能性について検討する。
ニ日目
午前
  • カードゲームのプロトタイプ製作
  • ゲーム体験を踏まえ、フィードバックマップを用いた評価・分析
午後
  • 評価・分析を踏まえたカードゲームの改良
  • 改良したゲーム体験を踏まえ、フィードバックマップを用いた評価・分析・改良
三日目
午前
  • ゲームとしてのブラッシュアップ、マニュアルの作成
  • 発表会の準備
午後
  • プレゼンテーション