テーマ
自転車の盗難対策をデザインする
関係者・関係組織
実施者
角南 健夫(有限会社TSDESIGN)
課題内容
自転車の盗難問題は人工密集地において必ず起こる問題であり、長い自転車利用の歴史の中で未だに解決していない。
自転車の走行性能と耐盗難性は反しているため難問である。日本は自転車保有率が高い反面、放置自転車と盗難の問題が自転車そのものの所有物としても価値を下げ、 結果性能が減退し自転車の積極利用を妨げている現状がある。
都市交通における自転車利用の拡大という目的設定のもと、 どのような解決策があるか複合的に検討し、ブレークスルーするアイデアの創出と具体化するデザインワークを行う。
教育目標
複合的な関係性の中で最良の答えを導き出し具体化し提案することがデザインである。本テーマには人-物-環境、商品価値-コスト-スケジュール、 民間-公共、個人-共同体、所有-非所有、乗車姿勢-走行性、重量-走行性といった多くの要件が関係し、一方的な解決は存在しない。 可能性の高い方向性を予測し、人とモノの変化を促すためのデザイン提案という体験してもらう。
デザイン理論
イノベーショントライアングル思考
SWOT分析
デザイン手法
ブレインストーミング
マトリックス分析
スケジュール
一日目
午前
自転車の歴史、現代日本における自転車の問題、本テーマにおける事例を紹介(コミュニティサイクル、世界の駐輪ロックなど)。意見交換する。
午後
体験談などの意見交換。模造紙などを拡げて、ポストイット使ってブレーンストーミングする。
ニ日目
午前
ブレーンストーミング続き
マトリックス化と分析
午後
どの方向性が良いか自分の選択を考える
コンセプトに基づき、自転車の具体化をする
表現手法は参加者のスキルによって判断(イラストやラフモデル)
など。
三日目
午前
前日の続き、発表用のボード、模型などを作る。
午後
プレゼンテーション