ワークショップテーマ
生物観察から始まるバイオミメティクス:自然のデザインを探ってみよう
京都大学大学院 地球環境学堂
京都大学大学院 地球環境学堂
『バイオミメティクス』について、生物観察から楽しく学んでみませんか?
バイオミメティクスは、生物から技術開発や社会課題解決のヒントを得る手法であり、近年さまざまな分野で注目されています。しかし、生物学と工学(モノづくり)の異なる領域が絡むため、学ぶ機会や環境が限られているのが現状です。そこで今回のワークショップでは、生物と技術の関係性を知る機会を提供し、バイオミメティクスがもつ橋渡し的な本質を体験しながら、オリジナリティ溢れるアイデアを自由に発想できることを目指します。
レクチャーでは、バイオミメティクスの定義やこれまでの活用事例について、初歩的なことから理解を深めていきます。また、兵庫県の水族館『アトア(átoa)』で生きている生物の形態や生態を観察し、モノづくりのヒントとして生物を深く捉えるスキルを養います。実践として、生物の能力から技術提案を行うワーク(解決策提案型)と、技術課題の解決策となりそうな生物を探るワーク(課題解決型)を行い、「生物を参考に問題解決を行うスキル」を学びます。
バイオミメティクスは技術開発手法として少しずつ社会でも認知されつつあるので、バイオミメティクスに触れてみたいという方、生物が好きな方、モノづくりが好きな方など、ぜひご参加ください。ご応募お待ちしております!
教育目標
参加者がバイオミメティクスについて深く理解し、自らアイデアを生み出せることを目標とします。水族館での生物観察を通じて、生物の生態や形態、人間には見えないミクロな構造なども学び、バイオミメティクスにつながる生物学要素を感じて頂ければ嬉しいです。
実施者
氏名 | 所属 | 専門分野 |
---|---|---|
橘 悟 | 京都大学大学院 地球環境学堂 地球親和技術学廊 | バイオミメティクス(生物規範工学) |
スケジュール
1日目
午前
- アイスブレイク
- バイオミメティクスの紹介
- 水族館『アトア(átoa)』へ移動
午後
2日目- 水族館『アトア(átoa)』で、生物を観察
- 実践ワーク①解決策提案型アプローチ
生物の特徴から、新技術の発想や課題解決を考える
※水族館『アトア(átoa)』までの交通費は各自負担、入場料は実施者負担
※水族館『アトア(átoa)』で解散
午前
- ミニレクチャー① バイオミメティクス基礎(定義、歴史など)
- 生物の能力を実体験および観察
午後
3日目- ミニレクチャー② バイオミメティクス応用(プロセス、発想方法など)
- バイオミメティクス製品の紹介
- 実践ワーク②課題解決型アプローチ
技術課題について、解決のヒントになりそうな生物を探る
午前
- プレゼンテーション準備
午後
- プレゼンテーション
その他
実施形態 | 対面形式 |
---|---|
時間外活動 | なし |
定員 | 6名 |
最小催行人数 | 2名 |