ワークショップテーマ

F-08 建築×家電でデザインするサーキュラーエコノミー
シャープ株式会社
Coming Soon

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サーキュラーエコノミーという言葉をご存知でしょうか。
世界で毎年20億トン以上という莫大なゴミを排出し続けている昨今、資源枯渇の危機は目前に迫っています。物を作る、使う、捨てる、のあらゆる段階で発生する無駄を有効活用し、資源を循環利用しながら新たな付加価値を生み出していく。このような経済社会システムをサーキュラーエコノミーといい、気候変動対策や生物多様性の保全と並んで行動を強化すべき分野として位置づけられています。

資源を循環利用する経済社会システムというと壮大で遠い話のように聞こえますが、決してその様なことはありません。
例えば、私たち一人一人の暮らす「家」。ここにエネルギーの循環利用を取り入れたものがゼロエナジーホームです。「家電」であれば、使用済み家電製品から回収したプラスチックを新品の家電製品に使用する取り組みも行われており、シャープは関西リサイクルシステムズ株式会社と共同でリサイクル技術を開発しています。
フィールドワークでは実際に家電リサイクルが行われる現場を見学して頂きます。

サーキュラーエコノミーの考え方は私たちの身近な所にあります。エネルギー以外の観点でも資源循環利用の余地はまだまだあるはずです。
そこで、今回は「建築×家電」という切り口でサーキュラーエコノミーを考えてみたいと思います。建築と家電、近しいようでいて、それぞれ独立して作られるこの二つの要素が一体どのような相互作用を生み出すでしょうか。
循環型社会実現に向けた未来の「家」全体のあり方について考え、新たな暮らしを創出するビジネスモデルをデザインしてみませんか?

教育目標

サーキュラーエコノミーを題材に、建築分野と家電の取り組みについて理解を深め、課題抽出から問題解決までのプロセスを経験して頂きます。

社会課題を自分事として捉え、想像力と創造力を高めることを目標とします。

実施者
氏名 所属 専門分野
大鐘 ひなつ シャープ株式会社 SAS事業本部 要素技術開発部 技術企画
平松 文太 シャープ株式会社 SAS事業本部 要素技術開発部 デジタル信号処理
荒井 辰哉 シャープ株式会社 SAS事業本部 要素技術開発部 高分子材料
久保 真澄 シャープ株式会社 SAS事業本部 要素技術開発部 電化機器全般
金多 隆 京都大学 工学研究科 建築学専攻 建築生産工学講座 建築学
スケジュール
1日目
午前
  • 自己紹介
  • テーマ、スケジュール説明
  • ミニレクチャー「建築分野におけるサーキュラーエコノミー」(京都大学工学研究科建築学専攻 金多教授)
  • 課題の整理
午後
  • 移動
  • 家電リサイクル施設を見学するフィールドワーク(関西リサイクルシステムズ株式会社:枚方市)
2日目
午前
  • ミニレクチャー「家電におけるサーキュラーエコノミー」
  • 現状を分析し、課題を明らかにする
  • 未来の家全体のあり方について考える
午後
  • ビジネスモデルをデザインする
  • アイデア絞り込み
3日目
午前
  • プレゼンテーション準備
午後
  • プレゼンテーション
その他
実施形態 対面形式
時間外活動 なし
定員 6名
 最小催行人数  2名