テーマ詳細
08 不便な「移動サービス」を設計してみよう!!!
また京都に行きたくなる、そんなサービスを一緒に考えてみませんか。日本人を京都に呼び戻そう!!!
実施者
氏名 | 所属 | 専門分野 |
---|---|---|
野坂 泰生 | (株)博報堂 | 企業施策研究ほか |
百瀬 正光 | (株)博報堂 | マーケティングシステム |
秋山 崇 | (株)ユーピー | プランニング |
課題内容
「不便益」は、手間をかけたり、頭を使う必要があるが、その分その不便でこそ得られるメリット(益)を期待できることがあるという考え方です。その背景には、テクノロジー主導による単なる経済性・合理性の追求ではなく、そこに存在する人間を本位としたシステムを考えることの必要性があります。
博報堂は長年、企業が顧客の定着を図るために実施している様々な企業施策の収集・分析を行い、その定着理由を研究してきました。その中でこの「不便益」の考え方に着目し、これが企業施策において顧客定着に及ぼすメカニズムを研究し、新たな施策立案に活用していくことを考え、顧客リレーション戦略・シナリオに準拠した施策立案を可能にする発想法の確立を目指しています。
今回のワークは、「移動サービス」を対象として、この発想法による企業立案の演習を行います。
教育目標
- 「不便益」活用の対象を、プロダクトデザインだけでなくサービスデザインにまで拡大する。
- 「不便益」の考え方を企業施策の立案に生かす作業を通じて、人間本位のサービスのあり方について学ぶ。
デザイン理論・手法
【デザイン理論】
- 企業施策立案におけるサービスデザイン
- 不便益を活用した企業施策の立案手法 ―マトリックス手法
―フォーキャス手法
スケジュール
1日目
午前
- 不便益について(ゲーム、ディスカッションなど)
- テーマの説明(アイディエーション体験)
午後①:昼食~コーヒーブレイク
- 市内フィールドワーク(外国人の多い名所・交通手段など)
午後②:コーヒーブレイク~夕方
- フィールドワークの共有
2日目
午前
- アイデアスプリント①
- アイデアチェック方法の説明
午後①:昼食~コーヒーブレイク
- アイデアスプリント②
午後②:コーヒーブレイク~夕方
- プレゼンを意識したアイデアの精緻化
- 中間発表
最終日
午前
- プレゼンテーション準備(京大時計台)
午後
- プレゼンテーション(京大時計台)