テーマ詳細

06 地域活性化を目指した、マチナカに点在する「コインパーキング」のリデザイン
~景観を損なうコインパーキングを価値ある存在に~
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京都の「まちなか」に増加していく、何気ない場所を、デザインの視点で見つめ直して、新しい京都の魅力を創り上げていきましょう。
日々、何気なく生活しているけど、常識を超えたい「あなた」の参加をお待ちしています。

実施者
氏名 所属 専門分野
小山 誠之 パワープレイス株式会社教育公共デザイン部 空間環境デザイン
濱村 道治 パワープレイス株式会社 空間環境デザイン
田中 亜希子 パワープレイス株式会社教育公共デザイン部 空間環境デザイン
仲田 由希子 パワープレイス株式会社教育公共デザイン部 空間環境デザイン
木村 帆花 パワープレイス株式会社大阪デザイン室 空間環境デザイン
課題内容

今現在、京都のマチナカには多くのコインパーキングが点在しています。コインパーキングの増加には諸々の事情が存在し、単純に撤去することが最良の策にはなり得ないことが考えられます。しかしながら、客観的に見てもその無機質な存在は、京のマチナカの財産でもある景観(連続性や統一感)を分断すると共に、活性化や魅力向上には寄与せず、地域の繋がりや価値を貶めてしまっているのではと私たちは考えています。
このテーマでは、京都のマチナカにあるコインパーキングのスペースを、景観を損なわずに、様々な人たちにとっての価値を生みだすための場としてリデザインします。

条件は2つ。
1.コインパーキングという機能は存続させること
2.コインパーキングと同様に、テンポラリー(一時的設置)な設備であること
上記条件を踏まえ、
・地域に人たちにとっての 交流の場、憩いの場、学びの場、働く場
・外部から地域を訪れる人にとっての 働く場、学ぶ場、集う場
・旅行者にとっての 京都らしさ(歴史、文化)を感じられる場
といった価値、魅力を伴うスペースとしてデザインをしていきます。

教育目標

  • デザインシンキングの視点から、常識を超えたアイデアを創出する
  • 現場に立ち返るとともに見つめなおし、常識にとらわれないアイデア発想を学ぶ。
  • モノづくりの視点だけではなく、コトづくりの視点からのアプローチ
  • 多面的な視点から発想するという手法を学ぶ。
  • 参考として、「働く場」と「学ぶ場」の視点における現在の実態を学ぶ
  • 働く場(ワークプレイス)と学ぶ場(ラーニングプレイス)は現在どのような形態と機能を持っているのか?そして近未来はどの様に進化していくのか?をオフィスデザイン及び教育環境デザインの実務経験者から学ぶ。

デザイン理論・手法
【デザイン理論】
  • ロジカル・シンキング
  • (現状の課題分析と方向性を見極める)
  • デザイン・シンキング
  • (ユーザーが全く気付かなかったデザインを創りだす)

【デザイン手法】
  • フィールドでのエスノグラフィーサーベイ
  • 行為、カタチ、運用のプロトタイピング
  • ストーリーテリングプレゼンテーション
スケジュール
1日目
午前
  • 全概要説明、「働く場」「学ぶ場」に関するインプット、目標設定【京大時計台】
  • 京のマチナカサーベイ【四条烏丸界隈】<フィールドワーク>
午後①:昼食~コーヒーブレイク
  • マチナカで昼食/マチナカの人々の動態観察
  • →【京大時計台】戻り。ロジカルシンキング(課題を分析し方向性を見極める)
午後②:コーヒーブレイク~夕方
  • デザインシンキング1(ユーザー潜在的に欲するであろうモノは何か?)
  • プロトタイピングモデル用ツールの買い出し1(事前にある程度準備しますが、もし不足があれば購入)
2日目
午前
  • デザインシンキング2(ペルソナを設定したデザイン)
  • デザインシンキング3(シーンを想定したデザイン)
午後①:昼食~コーヒーブレイク
  • プロトタイピング策定
  • プロトタイピングモデル用ツールの買い出し2
午後②:コーヒーブレイク~夕方
  • プレゼン準備(ストーリー作成とコンセプトモデル作成)
最終日
午前
  • プレゼンテーション準備(京大時計台)
午後
  • プレゼンテーション(京大時計台)