テーマ詳細

09  君たちはどう(一日を)生きるか
  ~データからライフスタイルを眺めてみる~
詳しい資料はこちらから
↑クリックして概要スライドを拡大

データの見方や活用法を一緒に学びながら,今が旬の話題「ライフスタイル」について考えてみませんか?
(なお,ワークの性質上,参加者の皆様にはウェブブラウザとしてMicrosoft Edge,Mozilla Firefox又はGoogle Chromeのいずれかを入れたパソコンの持参をお願いします。)

実施者
氏名 所属 専門分野
井上 景介 京都市総合企画局情報化推進室 統計
林 正洋 京都市総合企画局情報化推進室 統計
谷内 和穂 京都市総合企画局情報化推進室 統計
佐藤 彰洋 京都大学大学院情報学研究科数理工学専攻 データ中心科学
課題内容

「ワークライフバランス」や「働き方改革」,「朝活」「夜活」,あるいは「SNS依存」など,仕事と日々の過ごし方に関する議論が最近活発になってきています。毎日が充実したものとなるように意識しつつ行動することは,自身の暮らしをより豊かにするだけでなく,活力ある社会が築かれる基礎にもなります。

本ワークでは,「社会生活基本調査」,「就業構造基本調査」,「毎月勤労統計調査」など人々の時間の過ごし方や就労に関するデータ,京都市オープンデータポータルサイト等で公開している「市民生活実感調査」,施設情報,大都市比較統計年表関連のデータなどを活用しながら,社会に存在する様々な仕事と生活の人々のパターンを調べ,分類する作業を通じて仕事と生活のバランスについて理解し,ライフスタイルをデザインするための原理について議論を深めます。さらに,できれば京都ならではの要素も盛り込んだ,自分自身も含め多くの人が思わず実践したくなるようなライフスタイルをデザインしていただきます。

ワークの性質上,参加者の皆様には,ウェブブラウザとしてMicrosoft Edge,Mozilla Firefox又はGoogle Chromeのいずれかを入れたパソコンの持参をお願いします。

※当日のプロセスの進行状況によって,上記概要から進め方の変更を行う場合があります。御了承下さい。

教育目標

本ワークの教育目標は次のとおりです。

  • 自治体及び政府により提供されている,統計をはじめとするデータの広さと深さを学ぶ。
  • データにより現状を把握し,仮説を立て,さらに必要なデータを収集・分析し,アイデアを練り上げる一連のプロセスを学ぶ。
  • ライフスタイルの現状を見つめ直し,自らにとってより良い暮らし方を改めて考え,実践へとつなげる。

デザイン理論・手法
【デザイン理論】
  • ワークの基礎となるデータ等に係るインプットレクチャーを次のとおり行います。
  •  政府統計,京都市のデータ:井上(京都市)
     データ可視化ツール「meshstats」:佐藤(京都大学)

【デザイン手法】
  • ストーリーテリング(参加者に自身のライフスタイルを省察いただくとともに,他者の状況も共有することで,議論の足掛かりを得ていただきます。)
  • ブレインストーミング(理想的なライフスタイルを思い描いていただき,そこへ向かうには今どんな課題がありそうかを仮説として立てていただきます。)
スケジュール
1日目
午前
  • アイスブレイク
  • 政府統計に関するインプット
  • 京都市のデータ等に関するインプット
  • データ可視化ツール「meshstats」に関するインプット
午後①:昼食~コーヒーブレイク
  • ストーリーテリング(各人の1日の過ごし方の傾向等を2人1組で話し合う)と結果の共有
  • ブレインストーミング(「何らかのプラス効果があり,かつ無理なく実践できそうな生活行動」「京都らしいライフスタイル」とは)と課題の絞り込み
  • 課題に係るデータ分析(全国平均の生活行動や行動時間の把握,全国平均と京都府データの比較,その他検討に活用できるデータの探索等)
午後②:コーヒーブレイク~夕方
  • 引き続きデータ分析
  • 気づいたこと等の共有,追加分析
2日目
午前
  • 1日目の成果を踏まえてのライフスタイルのアイデア構築(例:京都府民は1日の過ごし方について全国比で●●の傾向が見られる→その改善のため,■■の時間帯を活用して▲▲を行うことを提案 など)
午後①:昼食~コーヒーブレイク
  • アイデアのブラッシュアップ(データの分析・引用等含めて,無理のない形になっているかを精査)
午後②:コーヒーブレイク~夕方
  • アイデアのブラッシュアップ(更に盛り込めるアイデアはないか等を検討)
最終日
午前
  • プレゼンテーション準備(KRP)
午後
  • プレゼンテーション(KRP)