テーマ詳細
03 2030年の京都大学を「ロジカル」にデザインする
・デザイン思考やイノベーション発想法の限界を感じている方
・経営コンサルティングの実務に興味がある方
・実際の企業・組織変革に使える方法論を学びたい方
議論と論理性を武器に、未来をデザインしてみませんか?
実施者
氏名 | 所属 | 専門分野 |
---|---|---|
寺田 知太 | 株式会社野村総合研究所 | 戦略コンサルタント |
課題内容
デザイン思考に代表されるさまざまなイノベーション創造・発想法が存在しているが、企業や組織変革の実務において、本当にこれらの手法が効果を発揮しているであろうか?
これらの手法の本質的な課題は2つある。
これらの手法を「どの領域で適用すべきか」という問いに答えられない。
(例:どこの現場観察から始めればいいの?なぜ?)
成果の妥当性を、他者(とくに企業経営者)に納得させにくい。
(例:なぜ、この成果に取り組まなければいけないの?優先順位は正しいの?)
本ワークショップでは、上記2つの課題を乗り越える「シナリオプランニング」という手法を学ぶ。シナリオプランニングは、1970年初に蘭ロイヤル・ダッチ・シェルが、本手法を用いて石油ショックを予見し、それを見越した経営を行ったことから、海外の大企業や政府における未来予測手法として活用されている。2030年の京都大学の姿を題材に、3日間で本手法のエッセンスを体験し、その未来デザインにおける応用可能性を理解してもらいたい。
教育目標
本ワークショップ終了後、参加者が以下の3つを理解できている状態を目指す。
- 未来に影響を及ぼす要因の抽出方法
- 種々雑多な要因を取捨選択し、未来予測において意味のある要因を選び抜く方法
- 複数シナリオをデザインする方法および、その妥当性を伝える方法
デザイン理論・手法
【デザイン理論】
【デザイン手法】
- シナリオプランニング
【デザイン手法】
- ステイクホルダーマッピング
- 未来に影響を及ぼす要因(ドライビングフォース)の抽出
- トレンド&不確実性の分類
- 不確実性を軸にしたシナリオ描出
スケジュール
1日目
午前
- シナリオプランニング手法の説明
午後①:昼食~コーヒーブレイク
- ステイクホルダーマッピング
- ドライビングフォースの抽出
午後②:コーヒーブレイク~夕方
- ドライビングフォースの整理
2日目
午前
- トレンド&不確実性の分類
午後①:昼食~コーヒーブレイク
- 4つのシナリオデザイン
午後②:コーヒーブレイク~夕方
- プレゼンテーション手法のディスカッション
最終日
午前
- プレゼンテーション準備(KRP)
午後
- プレゼンテーション(KRP)