あなたがおじいさん、おばあさんになった頃、どんな社会だったら楽しいと思いますか。働いていたいですか。社会と繋がっていたいですか。趣味に没頭していたいですか。
そして今、あなたのおじいさん、おばあさん、または身近な高齢者を見ていて、何を思いますか。長寿大国の日本において、高齢者のイキイキは社会全体のイキイキに繋がると思います。ワークショップで一緒に議論を深めませんか。
氏名 | 所属 | 専門分野 |
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清水 朋香 | 三菱電機株式会社情報技術総合研究所 | 光通信 |
木津 久貴 | 三菱電機株式会社デザイン研究所 | インダストリアルデザイン |
須田 聡 | 三菱電機株式会社先端技術総合研究所 | ソフトウェア |
登坂 万結 | 三菱電機株式会社情報技術総合研究所 | ナノ材料 |
世界一の長寿大国である日本では、60歳以上の6割強が70歳まで働きたいにも関わらず、約7割が仕事に就かず、地域における活動もしていないといいます。また、一人暮らし高齢者の約3割が「生き甲斐を全く/あまり感じていない」と答えるそうです。
では、働き口を増やせば、地域とのつながりを作れば、高齢者はイキイキするのでしょうか?高齢者が本当に望んでいるものって何なのでしょうか?
本ワークショップは、大きく3つの構成で進めます。1つ目は理解。まず高齢者の実状に詳しい有識者へのインタビューを通し、データには表れてこない高齢者の本質的なニーズを捉えることに挑戦します。2つ目は発想。他分野(例えばダイエット業界など)におけるやる気を起こさせるメカニズムを転用して、高齢者に対する製品、サービス、社会システムのデザインのアイディアを発想します。3つ目は改善。有望なアイディアを可視化し体験してみます。寸劇や工作を通して自分たちのアイディアを評価し修正を加えることでアイディアをより良いものへと改善します。これら3つの過程を通して、イノベーションプロセスの一端を体験してもらいます。
本ワークショップ修了後、参加者が以下のことを理解できている状態を目標とします。
インタビュー調査、アナロジー発想、ラピッドプロトタイピング