京都市では,「はばたけ未来 へ!京プラン(京都市基本計画)」(以下「京プラン」という。)で市民の皆様とともに描いた「京都の未来像」の実現に向け,平成28年に京プラン後半期に実施する具体的な事業等を示した実施計画第2ステージを策定しました。これにより,福祉,教育,子育て支援をはじめとしたくらしの安心・安全を守る取組の充実はもとより,
- 市民や事業者等に豊かさを実感いただくための更なる経済の活性化
- 未曾有の災害に対する防災・減災対策
- 人口減少社会の克服と東京一極集中の是正
などにしっかりと対応することとしています。
また,京プランを進めていくための基盤となる行政経営の方針として,「市民協働・市民参加」,「情報の公開と共有」等を掲げており,本市が所有する多種多様な行政情報について,市民等による活用を促進するため,オープンデータとして積極的に提供することとしております。その主な取組の一つとして,平成28年11月から京都市オープンデータポータルサイト「KYOTO OPEN DATA」(以下「ポータルサイト」という。)を開設しました。
今後,ポータルサイトを活用いただき,シビックテック(ITを使って行政と一緒に地域課題を解決すること等を目指している市民団体)に代表される市民等とのコミュニティを形成し,協働作業を行っていく試みが重要と考えています。
本テーマでは上述した京都市の抱える地域課題・社会課題について,デザインプロセスとデータ分析を連動して現状理解を行い,行政だけではなく,様々なコミュニティによる協働での解決を図ります。
【ワークテーマ例】
- データを活用した効果的な文化・芸術の振興
- 激増するインバウンドへの対応(交通を含む社会インフラ整備と観光振興)
- データ分析を基とした効果的な減災・防災機能
- データ分析を基とした労働力人口・子どもの人口減少への効果的な対策