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07 データによる京都発見!?
  ~地域課題の解決と新たなサービス・ビジネス創出を目指して~
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京都の課題を一緒に解決しませんか?また,データ利活用のために必要なことを3日間で学んでみませんか?

実施者
氏名 所属 専門分野
井上 卓也 京都市総合企画局情報化推進室 統計
井上 景介 京都市 総合企画局 情報化推進室 統計
佐藤 彰洋 京都大学大学院情報学研究科数理工学専攻 データ中心科学
西村 正貴 独立行政法人統計センター 統計
藤田 恭子 ウイングアーク1st株式会社 データ可視化
課題内容

京都市では,「はばたけ未来 へ!京プラン(京都市基本計画)」(以下「京プラン」という。)で市民の皆様とともに描いた「京都の未来像」の実現に向け,平成28年に京プラン後半期に実施する具体的な事業等を示した実施計画第2ステージを策定しました。これにより,福祉,教育,子育て支援をはじめとしたくらしの安心・安全を守る取組の充実はもとより,

  1. 市民や事業者等に豊かさを実感いただくための更なる経済の活性化 
  2. 未曾有の災害に対する防災・減災対策
  3. 人口減少社会の克服と東京一極集中の是正
などにしっかりと対応することとしています。

また,京プランを進めていくための基盤となる行政経営の方針として,「市民協働・市民参加」,「情報の公開と共有」等を掲げており,本市が所有する多種多様な行政情報について,市民等による活用を促進するため,オープンデータとして積極的に提供することとしております。その主な取組の一つとして,平成28年11月から京都市オープンデータポータルサイト「KYOTO OPEN DATA」(以下「ポータルサイト」という。)を開設しました。

今後,ポータルサイトを活用いただき,シビックテック(ITを使って行政と一緒に地域課題を解決すること等を目指している市民団体)に代表される市民等とのコミュニティを形成し,協働作業を行っていく試みが重要と考えています。

本テーマでは上述した京都市の抱える地域課題・社会課題について,デザインプロセスとデータ分析を連動して現状理解を行い,行政だけではなく,様々なコミュニティによる協働での解決を図ります。

【ワークテーマ例】

  • データを活用した効果的な文化・芸術の振興
  • 激増するインバウンドへの対応(交通を含む社会インフラ整備と観光振興)
  • データ分析を基とした効果的な減災・防災機能
  • データ分析を基とした労働力人口・子どもの人口減少への効果的な対策

教育目標

本課題では,ポータルサイト及びe-Statから提供されるオープンデータを用いたデータの可視化と分析を通じて,京都市の現状について理解し,エビデンスベースでの社会問題発見と,問題解決方法について学習する。教育目標として以下の3点を挙げる。

  1. ユースケースの構築
  2. 統計(自治体及び政府)で利用できるオープンデータの広さと深さ
  3. データの収集と分析・可視化の手法(データ分析パイプライン)

デザイン理論・手法
【デザイン理論】
  • 1日目午前に政府統計について西村(統計センター)が,オープンデータの利活用事例について佐藤(京都大学)がレクチャーを行う。
  • デザインプロセス
  • 分析及びデータ可視化を京都市オープンデータポータルサイトから提供される京都市のオープンデータ,e-Statから提供される政府統計をデータ源として行う。

【デザイン手法】
  • ブレインストーミング
スケジュール
1日目
午前
    【自己紹介】
    【政府統計に関するインプット】
    【京都市の観光・交通に関するインプット】
    【オープンデータの活用事例と具体的な活用方法に関するインプット】
    【京都市の強みと課題に関するインプット】
    ・観光・産業,文化・芸術,安心安全・防災の3つの分野に関するインプット
    【ブレインストーミング】
    ・データを与える側ともらう側の両面からアイデアを拡大します。(4W1H)

午後①:昼食~コーヒーブレイク
    【ニーズ・シーズ分析】
    ・ブレインストーミングの結果を踏まえ,データをニーズとシーズに分解します。
    【レクチャー】
    ・統計情報可視化システムMESHSTATSを用いたデータ分析可視化技術に関する専門知識の提供を受けます。
    【データ分析①】
    ・MESHSTATS及び統計オープンデータを用いてデータの可視化とレポーティングの実習を行います。

午後②:コーヒーブレイク~夕方
    【データ分析②】
    ・MESHSTATS及び統計オープンデータを用いてデータの可視化とレポーティングの実習を行います。

2日目
【アイデアプレゼンテーション】
・レポーティングの分析結果を参加者間でプレゼンテーションを通じて共有していきます。さらに,レポーティングの報告から理解できる社会問題を分類し,分析すべき課題の抽出を行います。
【ブラッシュアップ】
・アイデアプレゼンテーションに基づき,エビデンスベースで社会課題とその解決を図れるようブラッシュアップを行います。
【意見交換】

午後①:昼食~コーヒーブレイク
    【レポートプレゼンテーション】
    ・分析した結果のプレゼンテーションを通じて,社会問題とその課題解決法についてアイデアを提示します。
午後②:コーヒーブレイク~夕方
    【アイディエーション】
    ・掛けあわせと絞込み

最終日
午前
  • プレゼンテーション準備(KRP)
午後
  • プレゼンテーション(KRP)