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テーマ詳細

03 D.E.Y. : エレクトロニクス製品を個人がつくる未来のサービス
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専門性は問いません。未来のモノづくり・デザインに興味がある方をお待ちしています!

実施者
氏名 所属 専門分野
古畑 直紀 三菱電機株式会社デザイン研究所 デザイン
中島 康祐 三菱電機株式会社デザイン研究所 デザインエンジニアリング
濱田 章公子 三菱電機株式会社先端総合研究所 メカニカルエンジニア
瀬尾 和男 三菱電機株式会社人事部人材開発センタ コンピュータサイエンス
課題内容

本テーマではD.E.Y.(Design Electronics Yourself)時代のサービスデザインを検討します。

3Dプリンターをはじめとするデジタルファブリケーションツールの進化や、ハード・ソフト両面でのオープンソース化の進行で、ハードウェア開発のハードルが低くなってきています。またハードウェアとWebサービスを簡易に連携させるサービスも登場し、モノづくりのプロセスが大きく変わることが予想されています。すでに医療やウェアラブル等の分野ではすでにこうしたプロセスの変化によって新たなサービスが生まれています。未来においては、誰もがエレクトロニクス製品やIoTを活用したサービスを構築できる時代=D.E.Y.の時代が訪れるかもしれません。 上記のようなモノづくりの変化に応じて、ハードウェアやソフトウェアなどのエンジニアリングから、サービス、スタイリング等のデザインまで、幅広い領域のスキルと知識をもつデザイナーが必要とされています。

本ワークショップでは、参加者と共に未来のモノづくりサービスを想像し、実際に手を動かしながら D.E.Y.時代のデザインを体験してもらうことを目的としています。

教育目標

ハードウェアからソフトウェア、アプリまで、多くの要素から成るサービスをデザインするためには、従来の意匠としてのデザインだけでなく、専門領域を越境した知識・スキルを動員したデザインが必要です。

サービスデザインの学習として、専門家へのインタビューやカスタマージャーニーマップの作成を予定しています。

教育用電子工作モジュールや、デジタルファブリケーションツールなどを身近に感じてもらい、D.E.Y.時代に向かうモノづくりについて学びます。

デザイン理論・手法
【デザイン理論】

HCD(人間中心設計:ISO9241-210)プロセスを基本にしたワークショップです。


【デザイン手法】

以下のデザイン手法をワークショップで使用します。

  • ユーザーインタビュー調査
  • 利用者のタッチポイントをビジュアル化するジャーニーマップ
  • コンセプトを検証するラピッドプロトタイピング

スケジュール
1日目
午前
  • 自己紹介、アイスブレイク
  • テーマ説明、スケジュール説明
  • 教育用電子工作モジュールを使ってみるミニワークショップ
午後①:昼食~コーヒーブレイク
  • Fab施設訪問(ファブリケーション設備の見学、専門化へのインタビュー)
午後②:コーヒーブレイク~夕方
  • ハードウェアと連携できるWebサービスを使ってみるミニワークショップ
  • 1日目のまとめ
  • 2日目に課題とするエレクトロニクス製品について説明
2日目
午前
  • ユーザー自身がモノづくりをする未来の「モノづくりサービス」のアイデア創出
  • サービス体験を時系列にまとめるカスタマージャーニーマップを作成
午後①:昼食~コーヒーブレイク
  • 創出した「モノづくりサービス」の利用を想定したモノづくりをしてみる。(役割分担して、外観デザイン、電子部品、アプリ等をラピッドプロトタイピング)
午後②:コーヒーブレイク~夕方
  • これまでに作成したものを生かして「モノづくりサービス」の利用ストーリーをつくる
最終日
午前
  • プレゼンテーション準備(KRP)
午後
  • プレゼンテーション(KRP)