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37 「阿吽の呼吸」で空気を読む対話キッチンとは
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暗黙で前提としてしまっていることを全て取っ払って、自由な発想で「私」を理解してくれる未来のキッチンを、一緒に創造しましょう!

実施者
氏名 所属 専門分野
山上 勝義 パナソニック(株)先端研究本部 インタラクティブAI研究部 対話技術、自然言語処理技術
阿曽 光洋 パナソニック(株)アプライアンス社 技術本部 クラウドサービス設計技術
ラフィー ザリナ パナソニック(株)アプライアンス社 技術本部 画像認識技術
延原 章平 京都大学 大学院情報学研究科 知能情報学専攻 画像処理技術
河原 大輔 京都大学 大学院情報学研究科 知能情報学専攻 自然言語処理技術
課題内容

昨今、人工知能(AI)技術の実用化が進み、私達の生活環境にその応用機器が入り込んで来ています。例えば、Apple社のSiriやAmazon EchoのAlexa、Microsoft社のCortanaなどの、人間の言葉を理解し、要望された情報や動作を届けるといった対話インターフェイスを備えたデバイスがあります。
 このようなデバイスは、膨大なネット情報へのアクセスやECサイトでの買い物などを対話によって簡単に済ますことができる、言わば現代における御用聞き的な価値を提供しつつあります。
 しかし、自分の意図や要望を都度、過不足なく言葉で表現しデバイスに伝えることは、人間にとって負荷となり、煩わしさを生じさせることにもつながります。
 本テーマでは、対話インターフェイスのあるべき姿を「すべてを言葉で伝えなくても、場の空気を読める(阿吽の呼吸を理解できる)対話である」という仮説を置きます。では、阿吽の呼吸が理解できる対話インターフェイスとは、具体的にはどういうことができる対話なのでしょうか?
 今回は、日常生活において最もクリエイティブな空間である一方で、最も面倒な空間でもあるキッチンを題材に「阿吽の呼吸キッチン」をデザインしましょう。

教育目標
  • あるべき姿を議論を通じて具体化・言語化できるビジョン形成スキル
  • (ビジョンの持つ価値をロジカルに説明する論理形成スキル)
  • あるべき姿に至るための重要な課題を抽出・言語化できる課題設定スキル
  • 課題解決に向けた妥当かつ効果的なアプローチの導出力
デザイン理論・手法
【デザイン理論】

ブレーンストーミング、KJ法

【デザイン手法】
  1. Understand the problem(問題の理解)
  2. Gather Information(情報収集)
  3. Think by sketching and choose one (アイデアの拡散と収束)
  4. Production(アイデアの具現化)
  5. Refine (改良)
スケジュール
1日目
※1日目の開催場所は下記のパナソニック施設での開催を予定(1. または 2.)
  1. パナソニックセンター大阪(大阪梅田 グランフロント大阪内)
  2. Wonder Lab Osaka (大阪府 門真市□パナソニック内)
午前
  • アイスブレーク、自己紹介
  • 問題の提起(現状共有)とアウトプットの共有(提案者より説明)
  • キッチン作業の体験による気付き
午後①:昼食~コーヒーブレイク
  • 課題列挙(ブレスト)
  • 主要な課題のまとめ(KJ法)
午後②:コーヒーブレイク~夕方
  • あるべき姿のイメージ形成(ブレスト&KJ法)
2日目
午前
  • あるべき姿を実現するアイデア出し(ブレスト)
午後①:昼食~コーヒーブレイク
  • あるべき姿を実現するアイデア出し(ブレスト
午後②:コーヒーブレイク~夕方
  • 課題毎のアイデアまとめ(KJ法)
  • アイデアの統合(全体デザインへの統合)
最終日
午前
  • プレゼンテーション準備(KRP)
午後
  • プレゼンテーション(KRP)