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35 小学校をリデザインする ~京都だからこその学びの場とは?~
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多様な視点からの発想がデザインをジャンプさせます。
 京都に住んだなら、こんな学びを受けたい(受けさせたい)な、という想像からすべてはスタートです。
 Everybody is welcome!

実施者
氏名 所属 専門分野
小山 誠之 パワープレイス株式会社
教育公共デザイン室
空間環境デザイン
小出 暢 パワープレイス株式会社
大阪デザイン室
空間環境デザイン
濱村 道治 パワープレイス株式会社
プレイスデザインセンター
空間環境デザイン
飯倉 健自 パワープレイス株式会社
教育デザイン室
空間環境デザイン
観音 千尋 パワープレイス株式会社
教育公共デザイン室
空間環境デザイン
課題内容

現在、日本では「少子化」という大きな問題を抱える一方、優れた個人の育成について国をあげて方策が練られています。今回のテーマは、京都という深い伝統を持つ地区に存在する「まちなか」の小学校をベースに、グローバル及びグローカルな視点をもつ優れた個人を育成する、学校という「学びの場」をデザインすることを目的とします。
 日本の伝統都市であり、国際都市でもある京都という地域の「まちなか」において、他地域より優れた違いを創出させるための「学びの場」はどんな特色を持たせるべきなのか、その地域の特性までを考慮した独自性をもった学びの場はどんな個人を育むことができるのか、までを考慮します。
 具体的には、現在の実際の京都の「まちなか」における教育現場を紹介・観察すると同時に、その教育現場をリデザインします。リアルな教育現場での現在の取り組み(場や運営)を認識し、さらには世界を含めた他地域に関する情報提供を行った上で、多様な視点を持つメンバーで共有分析発想し、近未来の京都「まちなか」の学校(空間・運用)をデザインしていきます。ただし夢物語の学校ではなく、あくまでも対象となる学校をベースとすること、技術的に想像しうる5年後の姿を想定すること、そして最終的にはその提案をどんな形式でも良いので「カタチ」にして表現することを前提とします。

教育目標
  • これからの世の中で求められるべき人材の客観的な認識や、伝統や文化を含む地域性が教育に与える影響についての考察、現在の教育現場の有り様など、多面的な要素から、新たな学びの「場」を考えるという環境デザインの経験。
  • 限られた時間の中で、現状を把握し、問題や目標を探しだし、自分と他人の知識や見識を互いに引出し、新たな発想を産み出し、とにかくカタチにして表現する、というダイナミズムを経験すること。
デザイン理論・手法
【デザイン理論】
  • 環境デザイン(ヒトとモノを取り巻く関係デザイン)
  • 0から1を産み出すのではなく、1から2以上を産み出す「+(プラス)デザイン」を基本とする。
  • ※本テーマの「1」とは、現状の建物や地域に根付いた伝統などその場を取り巻いて存在するすべての環境要素のことをいう。
【デザイン手法】
  • フィールドワークでのエスノグラフィ
  • →実際のデザイン対象を視察、ヒアリング等を行う。
  • エビデンス・ベイスド・デザイン(教育環境のベンチマーク)
  • →教育環境のベンチマーク例は実施者から情報提供を行う。
  • その他、ペルソナ、ブレインストーミング、シーンメイキングなどを通じてアイデアを展開する。
スケジュール
1日目
午前
  • 全概要説明、目標説明【KRP】
  • 京都市内の現場見学【会場外移動】 <フィールドワーク&エスノグラフィ>
午後①:昼食~コーヒーブレイク
  • 外で昼食→KRPに戻る
  • フィールドワークの振り返りと気づきの抽出【KRP】
午後②:コーヒーブレイク~夕方
  • 目指すべき姿(シーン)の設定【KRP】
  • →○○な人材、○○の能力の育成など
  • 教育環境に関する情報のインプット(実施者提供)【KRP】
2日目
午前
  • 具体的な学びとその効果のシーンメイキング 【KRP】
  • シーンを実現するための具体的施策の抽出とまとめ(ブレスト:発散&収束) 【KRP】
午後①:昼食~コーヒーブレイク
  • 最終アウトプットの設定とプロトタイピング 【KRP】
午後②:コーヒーブレイク~夕方
  • プロトタイピングとプレゼン準備 【KRP】
最終日
午前
  • プレゼンテーション準備(KRP)とプロトタイピング調整【KRP】
午後
  • プレゼンテーション(KRP)