良いアイデアが出ないリスクも十分あるが、本スクール参加が、アイデア創出の良いきっかけとなることもある、検討プロセスにもいろいろ参考になる部分がある、と考えて前向きに参加して頂ければ幸いです。
氏名 | 所属 | 専門分野 |
---|---|---|
戸谷昌弘 | 住友電気工業(株)
知的財産部 |
ICT関連技術
知的財産(弁理士) |
小森雅晴 | 京都大学大学院工学研究科機械理工学専攻 | 機械 |
寺川達郎 | 京都大学大学院工学研究科機械理工学専攻 | 機械 |
いまIoT技術が注目を集めており、農業分野、医療分野や工場管理等の様々な分野で生産効率や質の向上等に役立つものとして、また大きな市場を創出するものとして期待されています。
ただ、IoT技術の応用が期待される分野として挙げられているものの多くは、従来から存在していた課題に適用可能なことが概ね予想できたものが大半のように感じておりまして、安価かつ小型な種々のセンサとこれらを無線ネットワークに接続してデータを収集・分析等する技術が進歩したことで、ある意味で、必然的に実用化が進められている、と言えるように思います。
つまり、極端に言えば、新市場の創出というよりも、既存市場への新技術導入による改良・改善に過ぎない、と言えなくもないでしょう。
本テーマでは、これまでになかった新しいアプリケーションやサービスをIoT技術という切り口で創り出すことができないかどうかについて、旧来の発想にとらわれず自由闊達な議論の中で検討していくことを目的とします。
ちょっとバカバカしいと思えるようなアイデアでも良いし、少数の人にしか受けないニッチな分野でも結構です。
世間に存在する様々なアプリケーションやサービスについて各自が学ぶことで、従来とは異なる視点で物事を考えるヒントを見いだします。
個別の事例に過度にフォーカスしすぎることなく、一定程度抽象化して各事例の本質等について考察するといったアイデア創出のプロセスについても参加者間でシェアし、今後の研究開発等に生かせるようにします。
「ハイ・サービス日本300選」等の世間で一定の評価を受けたサービスの事例を事前に読んで貰い、当該事例からくみ取ることができる「サービスの要諦、解決した課題、嬉しい効果」などを中心に、少し抽象化したキーワードを抽出する。
【デザイン手法】複数の事例から抽出されたキーワードに基づいてメンバーでブレーンストーミングを実施。 良いと思うアイデアに絞り込んで、全体構成等のデザインを検討してまとめる。