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27 これからの多様な住まい方について
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私たちの住まい方は今後どのようになるのか?
どうすればよいか? 一緒に考えましょう。

実施者
氏名 所属 専門分野
金田健作 パナソニック(株)エコソリューションズ社事業開発センター 事業企画
池野 直也 パナソニック(株)エコソリューションズ社経営企画部 経営企画
小島 善弘 パナホーム(株)ストック事業本部 経営企画
幸 裕弘 パナソニック(株)アプライアンス社
技術本部 HADC
開発研究
澤田 享 パナソニック(株) 先端研究本部 空間センシング研究部 開発研究 
課題内容

我が国の人口はピークを過ぎ、これから長期的な減少トレンド。同時に高齢化も進みますが新築着工は止まりません。政府が住宅着工を経企対策として重用し、手厚い税制優遇や給付金を配布するなどして新築住宅着工を促進しています。
 NRIの予測では、東京オリンピックが開かれる2020年、全国の空き家は1000万戸に達し、空き家数は15%に上るとされており、2030年には東京23区分、今より1000万人の人口減少が見込まれ、家はあっても住む人がいないという社会は目前に来ています。
 また、出生人口よりも死亡人口が多い日本では不動産を買う人よりも売る人が多くなり、この10年で17%下がった全国の土地価格が今後はさらに下がり、今後は地価が上がるのは東京都だけで、それ以外の道府県はすべてマイナスになると予想されています。
 そんな中、果たして人々は新築を建て続けるのか、空き家(中古住宅)の活用が進んでいくのか、それとも住宅を保有せず積極的に賃貸住宅に住むようになるのか、今後の住まい方について議論したいと思っています。

教育目標

目先のことしか考えないのでは劇的に変化する大きなトレンドを見誤ることになり、今、安泰に見える業界でも技術変革やマーケットの急変があれば一気に衰退する可能性があります。参加者には、今後の我が国の多様な住まい方の未来予想図を描くことで、今後の住宅分野や都市デザイン、建築分野等に関して、新しいビジネスや技術進化の方向性について新たな発見があればと考えています。

デザイン理論・手法
【デザイン理論】

弊社メンバーの1人がDesign Thinking理論について説明を行う。

【デザイン手法】

Design Thinking手法に基いた、イノベーション創造フレームワークを活用。

スケジュール
1日目
午前
  • テーマ関連社会動向の読み込み」(Introduction)
    ⇒現在の空き家問題を起点とする住宅の課題と、予想される住宅業界の未来について、ファシリテータから説明。
午後①:昼食~コーヒーブレイク
  • テーマに関連する課題マップ作成・着目キーワード抽出」(Research)
    多様な住まい方に関するリサーチ(代表的な文献をファシリテータが準備)
午後②:コーヒーブレイク~夕方
  • 京都市内でのフィールドワーク」(Research & Inspiration/Research Download)
    ⇒リノベーションを実施したシェアハウス等の訪問により、今後の多様な住まい方についてのヒントを得て、各自のインスピレーションをシェア。
2日目
午前
  • アイディア発想法に基くイノベーションアイディア創出」(Brainstorm)
    ⇒今後の住まいにおけるトレンド変化を捉えた、住まいと住まい方についてのアイディア出し(多様な世帯の多様な住まい方、課題解決のためのアプローチ方法、及びそれらの手段を踏まえて議論)
午後①:昼食~コーヒーブレイク
  • アイディア評価・コンセプトシート作成」(Concept development)
    ⇒アイディアの絞込み、ブラッシュアップ
午後②:コーヒーブレイク~夕方
  • ストーリー作成」(Storytelling)
    どうすれば皆の興味を引き、アイディアの持つストーリーや旅に連れ出すことができるのか議論し、明確なペルソナを設定してストーリーを作成。
最終日
午前
  • プレゼンテーション準備(KRP)
午後
  • プレゼンテーション(KRP)