22 IoTと屋内位置情報の連携による新たなサービスのデザイン
(東京オリンピック施設での実現を目指して???)

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独創性がありつつも、実現性のあるサービスをデザインしてください。
東京オリンピックが開催される頃には、提案されたサービスが具現化されているかもしれません。
実施者
氏名 |
所属 |
専門分野 |
石原 克治 |
日建設計総合研究所 京都大学 経営管理大学院 |
プロジェクトマネジメント |
本丸 達也 |
リベラ株式会社 |
空間情報、ビッグデータ |
中田 重昭 |
リベラ株式会社 |
空間情報、ビッグデータ |
本丸 勝也 |
リベラ株式会社 |
空間情報、ビッグデータ |
熊谷 潤 |
リベラ株式会社 技術開発部 |
空間情報、ビッグデータ |
課題内容
今後爆発するIoT分野で重要なキーデータになるのは、時間と空間情報であり、サブメートル(メートル未満)の位置精度であらゆるモノを管理できることが求められる。そのキーとなる屋内位置情報を用いて、どのようなサービスを生み出せるのか、またどのように既存サービスを改善できるのかを対象としたサービスデザインが、本テーマである。
屋外での位置情報の取得にはGPS(Global Positioning System) やWi-Fi測位の技術が利用され、さまざまな分野で取得情報が有効活用されている。屋外と同様に、屋内についても位置情報の需要が高く、Wi-Fi、RFID(Radio Frequency Identification) タグ 、スマートフォンの各種センサーを用いた方法等の技術が検討されているが、それぞれの技術が課題を有しており、未だデファクトスタンダードとなる技術は確立されていない。しかしながら、ミッドタウンやグランフロント等において技術が導入されたほか、各所で社会実験も実施されるなど、数年後を見通し中期的に実用化、普及が期待される技術となっている。
屋内位置情報は、建物施設のオーナー、テナント、そして来訪者に有用な情報であり、新たな質の高いサービスを提供する源泉となる。屋内位置情報システムは、建物の計画、設計段階から適切なインフラ整備を図ることによって、効率的かつ効果的に導入できる可能性が高い。
本テーマにおいては、屋内位置情報を活用した先進的なサービスをデザインし、その導入可能性を探るとともに、実用化に向け課題解決を図る。そして、そして、魅力的なサービスを提案することによって、屋内位置情報システムへの建物側インフラ投資を促進する。これによって、さらに低コストでのサービス提供が可能となり、類似のサービス導入促進が期待される。
教育目標
- アナロジーにより展開する
(屋外の位置情報サービスの現状や開発動向から、屋内位置情報サービスを考える)
- 法制度等、サービス導入上の障壁を理解し、隘路を切り開く
(個人のプライバシー保護などの課題がある中で、何をどうすれば目指すサービスを提供できるのかを考える)
- IoTと屋内位置情報を連携した未来の社会システムを考える
(個人の居場所が管理され、ロボットが動き回る社会を考える)
デザイン理論・手法
【デザイン理論】
【デザイン手法】
- アイデア創出段階:ブレーンストーミング、マインドマップ、KJ法 など
- アイデア評価・収束段階:SCAMPER、 C-Box、加重目標法 など
スケジュール
1日目
午前
- 座学①:「屋外」測位及びBS(Location Based Services)と新規ビジネス
(例: GPS(米国、ロシア、日本)、カーナビ、VICS(交通情報)、
モビリティマネジメント、スマホ地図サービス、等)
- 座学②:屋内測位の概要
(技術動向、法制度、人(ライフデータ)との関係性、IoTとの親和性等)
午後①
- フィールドスタディ:大空間商業施設(大阪グランフロント)又は地下街(京都駅前地下街)
午後②/(午後①と順序を入れ替えることがあります。)
2日目
最終日