20 個人情報を“使って”医療と介護を創るデザイン

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現場で本当に困っています。なんとかしてください(奥田)
実施者
氏名 |
所属 |
専門分野 |
粂 直人 |
京都大学 情報学研究科 |
EHR |
奥田 泰弘 |
滋賀県医療情報連携ネットワーク協議会「びわ湖メディカルネット」 |
医療情報 |
湊 小太郎 |
公益財団法人京都高度技術研究所 |
生体医工学 |
増田 善行 |
医療法人社団よつば会 よつばライフケアネットワーク |
医療・介護 |
課題内容
昨今、情報セキュリティに対する関心が高まると同時に、情報漏洩等の事故をきっかけとして要求されるセキュリティレベルが高くなりつつある。一方で、医療・介護の現場では高いセキュリティを要求されると同時に、それに応じることで結果的にサービスを提供するまでの効率が低下してしまうという矛盾を抱えている。適切なレベルの情報セキュリティを達成するためには、絶対の安全はないという立脚点で議論をはじめなければならないと考える。
そこで本テーマでは、セキュリティの達成負荷を抑えつつ、簡便に安全性の説明責任を果たせる仕組みづくりを考える。
具体的には医療と介護の多職種連携をふまえ,組織の目線で情報を守る利点と,悪意を持って情報を扱う組織の目線で情報が守られなかった時のリスクを考える.さらに,個人の目線で善意で自らの個人情報を開示するとしたらどこまで許容できるか議論する.
最後に,組織を守りつつ個人の善意を集約して医療と介護の危機を救うための仕組みを提案する.
教育目標
- 医療と介護分野で個人の情報がどのように扱われているか知る。
- 医療分野における情報セキュリティの設計に関する基礎知識を得る。
- 制度設計において管理者とユーザ相互の目線をふまえたデザイン手法を知る。
- 考えた概念に関して明瞭なプレゼンテーションができるようになる。
スケジュール
1日目
午前
- 個人情報保護法関連のおさらい
- 個人情報の扱い方の現状説明
- 医療と介護現場での多職種連携の現状説明
2日目
最終日